京都国際高等学校は、正式には京都国際中学高等学校という名称で、中学校から6年間の一貫教育を行う中高一貫の私立学校です。
京都国際高等学校の前身は在日韓国人向けの民族学校であり、2004年度から日本の正規の学校となり、名称も現在の京都国際高等学校に変更されました。
京都国際高等学校は、日本の学校としてだけでなく、韓国の正規の学校として認可されています。
この記事では、京都国際高等学校のやばいといわれる韓国語教育や国際教育についてご紹介いたします。
京都国際高校は韓国語教育がやばい!
韓国にルーツを持つ京都国際高校は、語学教育が特徴的です。
元々が在日韓国人のための民族学校だったからか、特に韓国語に力を入れています。
京都国際高校の韓国語教育についてご紹介いたします。
韓国語授業
京都国際高校は、韓国の正規の学校として認められていることもあり、韓国語の授業が必修となっています。
京都国際高校には、中高一貫コース・高校進学コース・高校一般コースがありますが、すべてのコースで週に3単位(3時間)のネイティブによる韓国語の授業があります。
生徒一人ひとりに合わせた難易度で学習できるよう、習熟度別に4段階にクラスを分け、少人数指導をおこなっているそうです。
韓国語検定
京都国際高校では、卒業までに全員が韓国語能力検定の受験をすることとなっています。
なんと韓国語能力検定の受験料は学校が全額負担してくれるそうです。
また、韓国語能力検定前には放課後の検定対策補習が行われ、合格に向けてのサポートがあります。
毎年、何名もの生徒が5級(高級)以上に合格し、韓国の有名大学などに合格をしているそうです。
修学旅行
京都国際高校の修学旅行先は韓国です。
高校だけでなく京都国際中学校の修学旅行でも韓国に行くそうです。
高校では11月頃、中学では6月頃に実施されています。
韓国語留学制度
京都国際高校には、中期(1カ月間)と短期(2週間)の韓国留学プログラムがあります。
<中期留学プログラム>
・韓国国立大学で韓国語や韓国文化を学びます。
・午前中はレベル別講義で韓国語の能力を高め、午後は伝統舞踊や伝統工芸、K-POPダンスや料理などの韓国文化の特別講義を受けるそうです。
<短期の留学プログラム>
韓国の大学で短期集中型の指導を中心に韓国語の勉強をするそうです。
国際交流・異文化理解交流
京都国際高校では、異文化理解交流にも力を入れています。
韓国の大学生が京都国際高校に来て、4日間にわたって生徒たちと韓国語をつかって交流をおこなう「國人 Global Mentoring」という行事があるそうです。
他にも、総合的な学習の時間には、東アジアの平和をテーマにしたディスカッションなど、国際交流や異文化理解教育、人権教育も行われています。
京都国際高校のトリリンガルを目指す教育がスゴイ!
京都国際高校では、英語教育にも力を入れています。
京都国際高校では、上述した韓国語や母国語の日本語の他に英語教育にも力を入れることで、韓国語・英語・日本語のトリリンガルを目指す語学教育をしています。
英語授業
京都国際高校では、コースによって授業数は異なりますが週に4~9時間程度の英語の授業があり、週1時間はネイティブによる英会話の授業があります。
授業の他にも、大学入試に対応した受験英語の講座や、リスニング対策など進路に特化した英語教育に力も入れているそうです。
そのため、基礎から大学進学に対応する応用力まで徹底指導を受けることができるようですね。
英語検定
京都国際高校では、卒業までに全員が英語検定を受験することとなっています。
英語検定の受験料は、半額分を学校が補助してくれるそうです。
海外英語圏研修
京都国際高校では、英語圏へ語学研修に行くことで、学校で学んだ成果を現地で活用します。
英語圏研修では、多民族国家であるシンガポールなどに行き、普段ではなかなか味わえない体験をするそうです。
特別日本語
京都国際高校では、海外からの留学生のための「特別日本語」という授業があるそうです。
いろいろなルーツを持つ人がしっかりフォローを受けながら言語や文化を学べるようになっているようですね。
学校内では、韓国語や英語、日本語が自然と飛び交っていているそうですよ。
まとめ
京都国際高校のやばいといわれるほどすごい韓国語教育とトリリンガルを目指す国際教育についてご紹介いたしました。
京都国際高校では、韓国語教育・英語教育に力を入れ、日本語を含めたトリリンガルを目指していますので、英語だけでなく韓国語も学びたい生徒にとってはとても魅力的な学校かもしれません。
近年は若者の韓国人気が高まっていますので、今後は入学を希望する生徒が増えていくかもしれませんね。
↓↓↓京都国際高校の校歌が韓国語なのはなぜか。また韓国人生徒の割合はどれくらいかこちらでご紹介しています!
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