ドラマ『あなたを奪ったその日から』の第2話「誘拐した少女との秘密の生活に…迫る捜査網」が2025年4月28日に放送されました。
第2話では、紘海と萌子の距離が近づいていきます。
この記事では、第2話のあらすじやネタバレ・感想、気になる点を考察しましたのでご紹介いたします。
『あなたを奪ったその日から』第2話:あらすじ
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
『あなたを奪ったその日から』公式HPより、第2話のあらすじをご紹介いたします。
紘海(北川景子)は知らぬ間に車に乗り込んでいた萌子(倉田瑛茉)を自宅へ連れ帰り、旭(大森南朋)に復讐するため、その命を奪おうとするが、どうしてもできない。それどころか、萌子に亡くなった娘の姿を重ねてしまう。
カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより引用
その頃、結城家では萌子の安否を心配する旭が、いなくなったときの状況を刑事たちに説明していた。すると、梨々子(平祐奈)の家庭教師の玖村(阿部亮平)が、家の近くで不審な女を見たと証言。刑事から心当たりを聞かれた旭が考えあぐねていると、隣にいた望月(筒井道隆)の脳裏に、ある人物の顔が浮かぶ。一方で、旭とギクシャクした関係にある長女の梨々子は、有力な情報が何一つなく疲労困憊(こんぱい)の旭を前に、紘海の娘が亡くなった一年前の事故の話を持ち出し、「因果応報だ」と言い放つ。さらに、愛情不足の寂しさをある方法で埋めようとする…。
紘海のことを自分の母親だと勘違いしている萌子の気持ちを利用し、「お母さん」と呼ばせることにした紘海。そんなとき、突然家のチャイムが鳴り、隣の部屋に引っ越してきたガールズバーの店員・野口初芽(小川李奈)が挨拶にやって来る。しかも、あろうことか萌子を見られてしまう。その場はやり過ごすものの不安になった紘海は、その夜、ひと気のない海に向かって車を走らせて…。
それでは第2話の内容を見ていきましょう。
『あなたを奪ったその日から』第2話:ネタバレ
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
『あなたを奪ったその日から』第2話で起きた主な事柄を11個に分けてご紹介いたします。
↓↓↓『あなたを奪ったその日から』第1話のネタバレ・考察や全話の復習についてはこちらでご紹介しています!

ネタバレ1:元妻・江身子
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」第2話より
萌子がいなくなり、警察を呼んだ旭。
警察に事情を話しているとき、その場にいた玖村が「この家を見ていた変な女がいた」と話し始めました。
女の特徴から旭の元妻・江身子ではないかと思った旭と望月。
スナックで働く江身子のもとへ話を聞きに行きます。
しかし、江身子は「生まれたての赤ん坊を放り出して若い男と家出するような女が今さら子どもさらうと思う?」と関与を否定。
萌子がいなくなった夕方頃は店の掃除をしていたそうで、両隣の店の人に聞けばわかるとアリバイもあるようでした。
ネタバレ2:萌子のコートと靴を川へ捨てる
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」第2話より
萌子は紘海のことを「お母さん」と呼びますが、「ママとお母さんって同じ?」と実の母が紘海なのか知りたいようす。
しかし、紘海ははぐらかします。
そんなとき隣に引っ越してきた女性が挨拶にやってきて、萌子を見られてしまいます。
萌子の靴には名前が書いてあり、身元がわかりそうなものは持っていると危険と思ったのか、萌子が寝てしまった隙に川へ捨てに行きます。
萌子の靴は川に捨て、コートは川の近くの目立つところに置いてきました。
紘海が家に帰ると、萌子はお気に入りの靴がなくなってしまったことに気づき泣いてしまいます。
泣いている萌子を放ったまま買ってきた総菜を食べるように言う紘海。
しかし、萌子は
萌子「お母さん、嫌い。おうち帰る」
と食べようとしません。
そんな萌子に
紘海は「ここがあなたのお家です」と言い放ちました。
紘海は、“子どもには慣れているはずなのに、萌子と接するのは難しい”と感じています。
ネタバレ3:1番狂っているのはパパ
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
未だ萌子が見つからない焦りから、望月に家にいるように言われていたのにもかかわらず旭は夜に萌子を探しに行こうとします。
長女の梨々子が「例の不審者がまだ近所にいるかもしれない」と引き止めますが、旭は聴く耳をもちません。
梨々子は“自分を家に一人にするのか”と責めますが旭は「戸締りを忘れるな」と足早に去ろうとします。
梨々子「じゃあ玖村先生に戻ってきてもらうから。
今夜は先生と2人きりで過ごすことにする。いいの?」
旭「何かあったら連絡しなさい」
旭は梨々子を家に置いて萌子を探しに出ていってしまいました。
梨々子はその後、本当に玖村を家に呼び戻すのでした。
ネタバレ4:結城旭はエビ混入の証拠を隠蔽している
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
YUKIデリ事件について調べている記者の砂羽。
旭の主張によると、YUKIデリ事件当時、“調理工程で言うとエビの混入はありえない”。
また、店にエビのストックはなく、立ち入り検査した警察もエビを見つけることはできなかったといいます。
しかし、砂羽によると“結城旭は混入の証拠を隠蔽した”というタレコミがあり、裏もとれているとのこと。
そのため、砂羽は事件から1年経った今もYUKIデリ事件について調べ、結城旭のまわりをかぎまわっているのでした。
そんな砂羽の元へ旭が訪ねてきます。
旭「今日の夕方何をしてた」
旭は、不審な女と聞き砂羽のことが浮かんだようす。
旭は高圧的に質問しますが、何事かと戸惑う砂羽に、ちょうど砂羽くらいの背格好の不審な女が家の前にいたことを話します。
「会社にいた」と答える砂羽の写真を撮り、梨々子へ送信。
そして、梨々子と一緒にいる玖村に確認させるのでした。
ネタバレ5:萌子の体調が急変
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
夜になり、萌子をベッドで寝かせ自身は床で寝ている紘海。
しかし、萌子は眠れないようで、紘海は萌子を自分の毛布の中へ招きます。
萌子「お母さん、ギュッとしていい?」
紘海「いいけど」
萌子に抱きつかれると、灯にも同じように抱きつかれたことを思い出し涙が溢れてしまいます。
紘海に抱きつき安心したように眠った萌子。
紘海は愛しそうに萌子の頭をなでますが、萌子に熱があることに気がつき、血相を変えて病院へ駆け込みます。
ただの風邪と言われ安心しますが、萌子の保険証や医療証を求められ焦る紘海。
忘れたなら全額負担して後日清算でもいいと言われ、支払いを済ませるのでした。
ネタバレ6:セクハラ教師
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
梨々子に呼び出され、結城家に戻ってきた玖村。
梨々子から見せられた砂羽の写真を確認すると、玖村は「はっきりとは覚えていないけど違う気がする」と答えます。
梨々子は父親の行動に「やってられない」とあきれたように言います。
そして、玖村に「うちって狂ってると思わない?」と聞きます。
母親は子どもを置いて若い男と出ていって、妹は行方不明。
そして、1番狂っているのは父親だと言います。
梨々子「年頃の女と年頃の男を真夜中に2人きりにするなんてどうかしてる」
梨々子は玖村に迫るように言いますが、玖村には「君こそどうかしてる」と言われ拒否されてしまいます。
しばらくして旭が帰ってくると、梨々子と玖村が言い合っている声が聞こえてきました。
梨々子「もう帰ってよ」
玖村「何だよ。真夜中に呼び出しておいて」
何の騒ぎかと聞く旭に、梨々子は玖村が体を触ってきたからクビにしてと言いつけます。
梨々子「セクハラ教師!」
どうかしている、信じるのかと玖村は旭に聞きますが、「もう二度と来るな」とクビを宣言するのでした。
玖村「こんな家、頼まれたって二度と来るか」
ネタバレ7:なんで冷静でいられるの?
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
玖村にクビを宣言した後、シャワー浴びてくるという旭。
そんな旭に、梨々子は怒りをあらわにします。
梨々子「シャワーって何!?何で普通にしてられるの?
何でそんな冷静なわけ?」
梨々子が言うには、萌子が誘拐されている今も、母親の江身子が出ていったときも、ピザの事件を起こしたときも旭は冷静だったといいます。
梨々子「なにあの謝罪会見。一番おかしいのはパパだよ!」
ネタバレ8:見つかっちゃいけないゲーム
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
紘海『我に返るってきっとこういうこと』
紘海は、体調を崩してしまった萌子を看病しながら、いったい自分は何をどうするつもりだったんだろうと考えます。
熱の下がった萌子は「保育園バスここにきてくれる?」と紘海に聞きます。
萌子は保育園で友達とかくれんぼする約束をしてるそう。保育園バスが来てくれるか萌子は心配そうです。
紘海は、質問には答えずお腹がすいてないか聞きます。
萌子の好きなものをつくるから何でも言ってと言いますが、冷蔵庫には材料がほとんどありません。
そのため、萌子を連れて外に買い物に行くことにしました。
萌子に大きなつばの帽子をかぶらせ、これはゲームだと言います。
紘海「見つかっちゃいけないゲーム」
萌子はこのゲームを楽しんでいて、スーパーでも人に見つからないように自分の好きな食材を紘海に渡します。
マサバや塩辛など幼児にしては渋いものを好む萌子をほほえましく思っているようすの紘海。
家に帰るときもゲームは続き、人とすれ違う時は帽子で顔を隠すのがミッションです。
萌子はミッションをクリアすると「楽しいね!お母さん」と笑うのでした。
スーパーから帰ると買った食材で料理をする紘海。
出来上がった料理を一緒に食べます。
萌子は「おいしい。こんなの初めて!」と言い、その後も「おいしいおいしい。幸せ」と言いながら食べる萌子。
そんな萌子に紘海も幸せそうな表情。
食事の途中で紘海は思い出したように萌子にお気に入りだった靴を渡します。
「萌子がいい子にしていたから会いに来てくれた」という紘海に、萌子は
萌子「パパは?いい子にしていたらパパも会いに来る?」
と聞きます。
ネタバレ9:萌子を交番に連れて行く
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
萌子が父親に会いたがっていることを実感し、萌子を家族の元へ帰すことに決めた紘海。
紘海『この子を利用して復讐するなんて間違いだととっくにに気づいていた』
萌子にお気に入りの靴を履かせ、“萌子の一番行きたいところに連れて行く”と話す紘海。
そして、交番の近くまで萌子を連れて行きます。
紘海「あそこにいるおまわりさんにお名前を言いなさい。できる?」
それがミッションだと言い、萌子も頷き交番へ向かって歩き出します。
しかし、少しすると紘海に振り向き「お母さんは?」と聞きます。
紘海「お母さんは行きません」
萌子「どうして?」
紘海は答えずに、萌子を置いて立ち去ろうとします。
萌子「お母さん!萌が悪い子だから?」
その言葉に立ち止まる紘海。
萌子「お姉ちゃん言ってた。
萌が悪い子だから萌はママに捨てられたって。
悪い子だから捨てるの?」
紘海は涙を流し、葛藤し始めます。
紘海『わかってる。今ここでこの手をのばしたらもう二度と引き返せない』
しかし、紘海は抱きしめてしまいます。
紘海「萌ちゃん。お母さん、もう二度と離さない」
紘海『私はどこに向かってるんだろう』
ネタバレ10:萌子を必ず取り戻す
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」公式HPより
旭の元に警察から確認してもらいたいものがあると連絡が入ります。
旭が望月とともに現場へ向かうと、萌子の靴が河口付近の海上で見つかったとのことでした。
コートも自宅近くの河口付近に落ちており、靴もその辺りから流れ着いたと説明を受ける旭。
警察は、子どもが近づいて足を滑らせてもおかしくない場所だと、萌子が川に落ちた可能性があると言いますが、旭はあり得ないと言い切ります。
旭「萌子は一人で水辺に近づいたりはしません。
これまでそんなこと一度もなかった。」
望月は靴とコートしか見つかっていないから希望を捨てるのはまだ早いと旭を慰めます。
旭は望月に萌子が描いた絵を見せます。
その絵には、萌子と梨々子、そして旭が並んで描かれていますが、旭は後ろ姿で描かれています。
旭「家にいても萌子に見せているのは背中だけ」
自分は今日までこの絵をろくに見もせずに背中を向けているなんて気づかなかったといいます。
旭「因果応報って信じるか?」
旭「一年前のあの事故がこんな形で報いを受けた。
そんなことあってたまるか!」
旭は萌子は一人で川に行ったりしないと川に落ちたとは信じられないようす。
旭「きっと誰かが…萌子を奪ったやつがいるなら俺は絶対許さない。
必ず取り戻す」
ネタバレ11:萌子の行方不明の件が報道される
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」第2話より
旭が自宅に戻ると、取材陣が待ち構えていました。
萌子がいなくなったときどんな状況だったのかなど質問されますが答えない旭。
しかし、砂羽が「3歳の女の子というと1年前のことが思い起こされる」と言い「今はどんなお気持ちですか?」と聞くと、旭は立ち止まり答えました。
旭「一年前の事件とは何のことですか?
ご質問の意味が分かりません」
砂羽が、3歳の女の子がYUKIデリのピザを食べてなくなった事件だと話すと、旭は
旭「事件じゃない。あれは不起訴になっています」
と答え、自宅に入ってしまいました。
萌子が行方不明になっていることはテレビやネットでも報道され、紘海も目にします。
そして、旭の言葉に絶句する紘海。
萌子「お母さん。今、萌子のお名前聞こえた」
萌子もテレビから自分の名前が聞こえてきたことを不思議に思っているようす。
紘海「美海ってどう?」
萌子のお気に入りの靴についている“うさぎのみみちゃん”から名前をとり、萌子の名前を変えさせることにします。
紘海「中越美海。あなたのお名前」
一方、梨々子は玖村の顔写真付きでネットにセクハラ教師だと拡散していたのでした。
『あなたを奪ったその日から』第2話:考察・感想
画像:カンテレ「あなたを奪ったその日から」第2話より
気になるのは、旭の長女・梨々子の動きです。
2話では、玖村のことをセクハラ教師とののしり果てはSNSで拡散。
玖村先生にとってあまりにも悲惨な展開です。ただ、家庭教師をしに来ていただけなのに巻き込まれてかわいそう。
梨々子は、旭に自分のことをしっかり気にかけて欲しいのだと思いますが、玖村を巻き込み意味は何でしょうか。
また、梨々子が旭のことを“いつも冷静でいる”と言っているのも気になりました。
YUKIデリ事件の会見での旭の対応はどこか他人事のような印象があり、“本気になっていない”ようなようすが“冷静”と言えるような気もします。
しかし、萌子がいなくなってからは必死になっているように見えました。
旭も、仕事一筋で家族を顧みない感じの人物なのかと思いましたが、「萌子は水辺に近づいたことはない」と言い切ったり萌子のことをよく把握しているように思えます。
萌子を奪った相手を「絶対に許さない」という怒りもあり萌子に対して愛情も感じますし、冷静と表現されるのはちょっと違和感があります。
ただ、梨々子が玖村に襲われたといっても梨々子を心配するようすはありませんし、梨々子に対しては冷静なのでしょうか。
梨々子から見た旭の姿というのが別にあるのかもしれませんね。
結城家は元妻もそうですが、あまり家族という雰囲気が薄いなと感じます。
萌子はまだ小さいのでそういった空気感を感じないのかもしれませんが、梨々子はそんな家を狂ってると言っているのかもしれませんね。
結城家の秘密がこれから明かされていくのではないかと楽しみです。
一報、紘海と萌子は心がだんだん近づいていった感じがします。
特に紘海が萌子に料理を作ってあげるシーンは幸せそうで見ていて温かい気持ちになりました。
紘海が一人でいたときには冷蔵庫にほとんど食材がなかったのに、萌子のために萌子の好きな料理をたくさん作ってあげるようすは幸せそうで、ジーンとしてしまいました。
灯が亡くなってからは、仕事で料理をしていてもただ作業としてこなしているだけで心が動くことはなかったのではないかと思います。
萌子を愛しく思うほど、復讐の道具にすることに苦しむ紘海。
一度は、萌子を家族の元へ帰そうとしますが、萌子が悪い子だから捨てるの?と聞かれて抱きしめるシーンは泣けました。
これからは萌子の名前を変えて一緒に暮らしていくようですが、予告では萌子が今より大きく成長していて驚きました。
成長していくと小さい頃の記憶は忘れていきますし、誘拐されたのが3歳だと本当の家族のことを忘れてしまうのではないでしょうか。
紘海は萌子を苦しめたいわけではないので、萌子を大事に育てていくのだと思います。
しかし、紘海は自分の行いに葛藤し続けるでしょうし、やっぱり巻き込まれていく萌子はかわいそうでやりきれないなと思います。
↓↓↓『あなたを奪ったその日から』第1話から全話の復習はこちらからどうぞ!

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