昭和の時代に天才占い師として注目されるも、1994年2月にハワイで養子の息子とともに射殺され亡くなった藤田小女姫(ふじた こととめ)さん。
この「藤田小女姫殺害事件」には多くの謎が残されており、藤田小女姫さんが持っていたとされるブラックノート(黒革の手帳)が事件後に行方不明になっていることも不審な点の1つです。
この記事では、藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)はどこにあるのか。また、事件の真犯人は北朝鮮が関わっているとの噂についても調査しましたのでご紹介いたします。
藤田小女姫のブラックノート(黒革の手帳)の行方を調査
画像:産経新聞
藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)についてやどこにあるのか、事件から順を追ってご紹介いたします。
藤田小女姫殺害事件の概要
画像:産経新聞
1994年2月23日、有名占い師の藤田小女姫さんがハワイの高級マンションの一室で胸部を撃たれて殺害されているのが発見されました。
また、同日に藤田さんの息子も、マンションから数km離れた駐車場に停められた乗用車から手足をテープで縛られ、胸部を銃殺された焼死体として発見されています。
この事件の犯人として逮捕されたのは、藤田さんの息子の友人であった福迫雷太容疑者です。
福迫雷太容疑者は殺害を否認し、逮捕後も無実を訴え続けますが、事件の翌年には第二級殺人罪で終身刑が確定します。
福迫雷太容疑者は獄中でのインタビューで、藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)の存在を話しておりその存在が注目されています。
藤田小女姫のブラックノート(黒革の手帳)とは
では、福迫雷太容疑者が明かした藤田小女姫のブラックノート(黒革の手帳)とはなんなのでしょうか。
福迫雷太容疑者によると、藤田小女姫さんはハワイ在住の知人から恐喝されていたといいます。
そして、投資関係の仕事をしていた福迫容疑者に借金の相談をしてきたのだとか。
そこで福迫容疑者は、藤田さんは新宿で金融業を営んでいた人物を紹介。
藤田小女姫さんは金融業者の男から2億円を借り入れたそうです。
そして、この時担保として金融業者の男に渡したのがブラックノート(黒革の手帳)だといいます。
藤田小女姫のブラックノートには何が書いてあった?
画像:FNNプライムオンライン
では、2億円もの担保となる藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)には、何が書いてあったのでしょうか。
ノートの中身は、「藤田小女姫さんの占いの顧客たちの個人情報が書かれていた」と言われています。
藤田さんの占いや予言は的中すると言われており、藤田さんは多くの顧客を抱えていました。
藤田小女姫さんの占いのエピソードとしては、藤田さんがその当時の首相だった岸信介さんに安保条約について占ったことが有名です。
<安保条約のエピソード>
岸元首相が藤田小女姫さんに「安保条約は通らんか?」と聞いたところ、藤田さんは
「断固としておやんなさい。通ります。その代わりに、あなたの内閣は長く持ちませんよ」
と答えたそうです。
その後、実際に日米新安全保障条約は成立。
しかし、その3週間ほど後に岸内閣は総辞職しました。
予言が的中したことで藤田小女姫さんは実力は広く知られ、これ以降、政財界に多くの顧客を抱えることになります。
藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)には、藤田さんが生前に政治家たちから聞いた顧客たちの「政財界のエピソード」が書き留められていたとされており、つまりは世に出ては困る機密情報が書かれていたと考えられています。
ブラックノート(黒革の手帳)はどこにある?
では、このブラックノート(黒革の手帳)はどこにいってしまったのでしょうか。
当初は、担保として受け取った金融業者の男が持っていたと考えられます。
しかし、この金融業者の男も藤田小女姫さん親子が殺害された2か月後の1994年4月に自宅前で殺害されています。
そして、この事件の後にも金融業者のもとから藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)は発見されておらず、2024年現在も未だ行方不明となったままです。
福迫雷太容疑者は、事件の裁判で真犯人が他にいることをほのめかしています。
裁判では次のように話していました。
「私は友人も、彼の母親も誓って殺害していません。この裁判に圧力をくわえている人に伝えたい。私は何も話しません。約束します。だから、私の家族や恋人には手を出さないでください」
獄中のインタビューでは次のように話しています。
「真犯人は別に存在し、家族の安全を守るために何も話せない」
どちらも真犯人がいることを感じさせるような内容ですね。
「殺害はしていない」と訴え続けた福迫雷太容疑者ですが、2024年10月14日に同房の男に首を刺され亡くなっています。
終身刑だった福迫雷太容疑者は、30年で仮釈放される可能性があり、事件から30年経った2024年に殺害されたことも真犯人による口封じだったのではないかという見方を強めているようです。
そのため、福迫雷太容疑者の他に事件の黒幕である真犯人がいると考えられており、藤田小女姫さんのノートも真犯人が持っているのではないかと言われています。
藤田小女姫殺害の真犯人を考察!北朝鮮との説も
画像:FNNプライムオンライン
では、藤田小女姫さん殺害を計画し、ノートを奪った真犯人は誰なのでしょうか。
3つの可能性を考えてみました。
①藤田小女姫さんのノートが世に出ることを恐れた人物や関係者
藤田小女姫さんのノートが行方不明になっていることから、藤田小女姫さんが殺害されたのは金銭トラブルではなくノートが目的だったのではないかとも考えられます。
そうなると、ノートに情報を書かれていた人物や関係者が、その情報が漏れるのを恐れて殺害したのかもしれません。
②藤田小女姫さんの顧客である政財界の大物の情報が欲しがった人物
藤田小女姫さんの顧客は政治家や経済界の大物などたくさんの方がいらっしゃいます。
そのため、その顧客たちの機密情報をつかみ、何かに利用しようとした人物が殺害したとも考えられます。
③北朝鮮の犯罪組織
福迫雷太容疑者は、藤田小女姫さん殺害の背後には、北朝鮮の犯罪組織が絡んでいることをほのめかしています。
北朝鮮が事件に関わっているのではないかと噂されている理由は、福迫容疑者の供述の他にも3つあります。
・福迫雷太容疑者は、日本に帰化していたが元は在日北朝鮮人だった。
・藤田小女姫さんに2億円を貸した金融業者は在日北朝鮮人だった。
・藤田小女姫さんに貸した2億円は北朝鮮で作られた偽札だった。
福迫雷太容疑者によると、藤田小女姫さんに金融業者の男が貸したお金はなんと北朝鮮で作られた偽札であったというのです。
そして、藤田小女姫さんは借入時に「2億円を使うのは夏以降でなければいけない」と約束させられていたのだとか。
しかし、貸付後に藤田小女姫さんがハワイに戻ったことで、金融業者の男は藤田さんの息子が勝手に偽札を使う危険があることに気づきます。
そのため、福迫容疑者に偽札の回収を依頼してきたそうです。
そして藤田さん親子が殺害される2日前の2月21日、藤田小女姫さんから偽札を受け取ったとされる男3人を福迫容疑者のマンションに監禁し、藤田さんのボディガードらが殺害したというのです。
これらの理由から、真犯人は北朝鮮の犯罪組織なのではないかと言われています。
まとめ
藤田小女姫さんのブラックノート(黒革の手帳)はどこにあるのか。また、事件の真犯人は北朝鮮が関わっているとの噂についてご紹介しました。
事件の真相は未だ闇の中ですが、藤田小女姫さんのブラックノートが事件に関わっている可能性は高そうですよね。
どこにあるのかも明らかになっていませんが、今後それが別の犯罪を生まないことを願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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