おっさんずラブ-リターンズ-最終話ネタバレ感想!家族のカタチとは?

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毎週金曜日23時15分より放送しているテレビ朝日の連続ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』の最終話が2024年3月1日に放送されました。

2018年に放送された初代『おっさんずラブ』の続編を描いた今作ですが、初代同様、ピュア過ぎるおっさんたちのハチャメチャな恋愛がとっても面白いですよね!

毎回笑い、時に泣かされ、いろんな愛のカタチがあるのだと考えさせられました。

最終話となる今回は、心がポカポカとあたたかくなるようなとてもすてきなお話でした。

この記事では、第8話のおさらいと最終話のネタバレ、そして最終話の感想をご紹介します。

この記事は、最終話までのネタバレをしています。まだ見ていない方はご注意ください。

目次

前回、第8話ではどのようなおわり方だったでしょうか。

『おっさんずラブ-リターンズ-』公式HPより内容を引用してご紹介いたします。

「さようなら、はるたん――。」
余命1か月…そう宣告された黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は命の終わりに際し、エンディングノートを記し、最期のホームパーティーで別れを告げ、愛しのはるたん(と牧)にビデオメッセージを送り…。
そしてついにタイムリミットは訪れた。

1か月後――。
真っ白な布団で、真っ白なパジャマで眠る武蔵。
しかしカッと目を開き、カーテンから美しい朝陽を浴び、健康的にも青汁をぐいっと煽り…、自分自身でも信じられないといった表情で、《余命1か月のはずの家政夫》は厳かに呟く。
「なぜだ?なぜ俺はこんなに…元気なんだ…?」

テレビ朝日公式HPより引用

第8話では、黒澤がビデオメッセージで春田創一(田中圭)と牧凌太(林遣都)に余命1か月であることを告げ、涙涙でお別れしましたよね。

ラストシーンでは、黒沢は真っ白な布団に横たわっており、「亡くなってしまったのか?」と思いましたが、その後ぱっちりと目を開け、1か月経っても生きていることがわかりました。

余命1か月ではなかったのでしょうか?

それでは最終話の内容を見ていきましょう!

最終話で起きた主な事柄を10個に分けてご紹介いたします。

余命1か月とは…?

黒澤は、余命といわれた1か月を過ぎても日に日に元気になっており、生きる活力がわき上がっていることに困惑しています。

春田から電話がかかってきても、あんな別れ方をした手前「出れるわけないだろー!!!」と大絶叫。

元妻である栗林蝶子(大塚寧々)とレストランで会い、余命診断されていたことを話します。

心配する蝶子から再検査をすすめられ、2人は一緒に病院を訪れ再検査をしてみると…。

検査の結果は異状なしで、体年齢は35歳だと告げられます。

35歳って若すぎますね。生きる気力がわき上がっているのも納得です。

黒澤「先生、以前、私に余命1か月って言いましたよね⁉」

医者「え⁉言ってませんよ。」

黒澤「言いましたよ、たしかに。」

医者「え…。嫁の話ではなくて?」

黒澤「嫁の話?」

医者「イカゲーム…」

先生によると、最初に診察した際に「吐血の原因はストレスではないか、ストレス発散できるものがあるといい」と、ストレス発散の例として「うちの嫁がイカゲームっつうのにはまってまして」と自身の嫁の話をしたのを聞き間違えたのだろうとのとこでした。

黒澤「よめがいかげーむっつうの…。余命1か月の…。」

しかも、吐血についても、赤ワインや赤色のパスタを食べたあとに、むせって口から出たものを血と見間違えたと判明します。

黒澤「どうしよう。お別れビデをまでつくってさよならを言っちゃた。桜の頃にはもうこの世にいないかもしれないって言っちゃったよ」

黒澤は、先生に「滑舌わるすぎるんだよー!!!」と責め立て暴れます。

お医者さんも「嫁がイカゲーム」を「余命1か月」って聞き間違えているってよく気づきましたよね。
これを聞き間違えさせるのはたしかに滑舌悪すぎかもしれません。

黒澤が病院にいると聞き、黒澤と関係の深い天空不動産の人たちがかけつけました。

お見舞いに来た和泉(井浦新)は、黒澤の自宅が売却手続きに入ったことを伝えます。

黒澤「売っちゃったんだった…」

終活としてはばっちりですがこれは今となってはショックですね。

春田と牧が訪れたときには、黒澤は2人に土下座で謝罪します。

黒澤「お騒がせして本当に申し訳ございませんでした!

牧「うそでしょ」

黒澤「まさか嫁がイカゲームっつうのを聞き間違えるなんて」

牧「ありえねーだろ!」

春田「よかった~!」

牧「人の涙返せ!ジジイ!」

泣きながらお別れをしたあとなので気まずさから土下座したくなる気持ちもわかりますね。そして、素直によかったと喜べる春田とかみつく牧。反応は対照的ですが、2人ともほっとしているのが伝わってきました。

春田の悩み

お見舞いの帰り道、春田は何か考え込んでいる様子です。

牧がどうしたのかと尋ねると、春田は俺はこのままでいいのか明日死んでも後悔しないくらい一生懸命生きられているのかと悩んでいることを打ち明けます。

悩みながらも仕事をしている春田は、ある日、牧が勤める本社を訪れることになります。

そこで、本社の人たちが、牧の結婚相手はどんな人なのかと話しているのを聞いてしまいました。

社員「めちゃくちゃできる人じゃないと釣り合わなくね?」

これを聞いて春田はより考え込んでしまいます。

仕事帰りに幼馴染の荒井ちず(内田理央)にばったり会った春田は、自分が成長しないと牧やみんなを幸せにできないと思っていると胸の内をこぼします。

ちずは、中途半端に変な気おこして牧に迷惑かけるのはやめてほしいと忠告しました。

こうやってなんでも話せる関係性っていいですよね。

牧の心配事

家に帰ってからも悩み続ける春田は、好物のからあげをみても食欲がわいてきません。

そんな春田をみて、牧は春田が無理しているのではないかと心配します。

牧が職場で春田のことを相談していると、春田が大手不動産会社からヘッドハンティングされているということを聞かされます。

採用担当者によると、街の人たちから愛されている春田を気に入って声をかけたようで、求めているのは今よりも上となる課長ポジションとのこと。

驚く春田は転職についても考えはじめます。

成長したいと思っているときにこのお誘いは魅力的ですね。

悩みすぎてしまったのか、ある夜春田は悪夢を見ます。

うなされて夜中に目を覚ました春田は、トイレに起きていた牧と夜食を食べながら話をしました。

牧「ヘッドハンティングされたんでしょ?無理してません?」

春田「俺は、大切な人たちを家族みたい大事にしたい。俺が成長しないとみんなを幸せにできない」

牧は今のままで十分幸せだと伝えます。

春田の気持ちを知った牧は、黒澤に会う約束を取りつけます。

「余命1か月騒動」以来、春田が自分を追い込んでしまってしまっていること、そして無理しすぎて体を壊すのではないかと心配していることを話し、どうしたらいいかと相談します。

黒澤は「黒澤ロスでは?」と真面目に取りあってくれません。

そんな黒澤の態度にイライラした牧は帰ろうとしますが、

黒澤「がんばっている春田さんにがんばるなというのは違う気がしますね。」

黒澤は、春田はみんなの幸せを考えてがんばっているのだから、牧にできることははるたんの幸せを考えてあげることではないのかと助言します。

がんばるなといわれても春田はきっと納得できないですよね。

和泉と春田

退職を決めた和泉は、春田とともに挨拶まわりをしています。

和泉が街の人から愛されている様子をみた春田は、辞めちゃうのもったいないなとこぼします。

和泉は、春田も転職で悩んでいるのではと問いかけ、春田の居場所は、春田と周りの人たちがぽかぽかになれるところが一番だと伝えます。

和泉「春田さんには一緒にはたらく仲間やお客様をぽかぽかあたためてほしいです。あなたにはそれができます。」

和泉は元公安の警察官だから人の本質を見抜く力があるのでしょうか。
春田はまさに陽だまりのようにあたたかい人ですよね!

春田の決断

ある日、牧は春田を誘いレストランでデートをしています。

牧がヘッドハンティングについて尋ねると、春田は断ったことを伝えます。

春田「自分の幸せは実際に自分の足で街を歩き、直接街のみんなの笑顔を見ること。だから今の会社でがんばります!」

採用担当者「すてきなお話ありがとう。おかげでいい人が見つかりました。」

採用担当者によると春田とは一度話をしてみたかっただけで、そもそもヘッドハンティングではなかったとのこと。

牧は、春田らしい決断にほっとします。

採用担当者の方は、本当にただ声をかけただけだったんですね。

牧のサプライズ

2人で話を続けていると、黒澤や和泉、菊之助、ちず、蝶子などいつものメンバーがクラッカーをならしながら登場します。

春田は驚き、牧に何ごとか尋ねます。

牧「春田さんを幸せにする会です。」

牧は、春田が人の幸せばかり考えて自分を追い込んでしまっているのを心配し、黒澤に言われたように春田の幸せを考えてこの会を開きました。

牧「春田さんはきっと大好きなみんなと一緒に思いっきり笑っているときが幸せだろうなあって。

春田「ありがと~(泣)」

自分を心配してこんなにすてきな会を開いてくれるなんて感動しちゃいますね。

会にかけつけたみんなからも春田に感謝の気持ちが伝えられます。

黒澤「はるたんと牧凌太に会えたこと、本当に幸せです。」

再び牧からも、春田がいないと自分の幸せはない。春田が大好きだと涙ながらに伝えられます。

牧「春田さんが大好きです!

和泉と菊之助の恋の行方

会の途中、和泉は菊之助を外へ連れ出し、住んでいる家を出ることを伝えます。

和泉が、菊之助はどうするのかとたずねるも、和泉には関係ないと言われてしまいます。

和泉「関係なくない。お前がいないと全然落ち着かねえんだ。」

和泉に抱きしめられ、菊之助は「それって俺を好きってことですか?」と聞き返しますが、はぐらかされてしまいます。

弟分として和泉をずっとそばで支えていた菊之助。長年の恋が実りそうですね。

春田・牧・黒沢 3人の関係は?

会の途中、黒澤は、春田と牧に自分たちの関係はなんなのだろうと問いかけます。

黒澤「ライバルでもないし」

春田「友達じゃないし」

黒澤「最高顧問?スーパーバイザー?」

牧「違いますね」

悩んでいるところに同僚の荒井舞香(伊藤修子)がやってきて「名前のない関係でもいいじゃない?」と伝えて去っていきます。

黒澤「名前のない関係か。120歳までよろしくな」

牧「生きそう~」

体年齢35歳ですものね。そのくらい生きられそうです。

家族のカタチ

会の終わりにみんなで集合写真を撮ります。

春田「なんかこの写真、家族写真みたいじゃない?

牧「ですね。」

家族のように大切にしたい仲間たちと、本当の家族のような関係になれていますよね。

帰り道、牧は春田に今日は何の日か覚えているか尋ねます。

覚えていない様子の春田に、自分たちが最初に会った日だと教える牧。

牧は、この先いろいろなことがあってもこうやって出会った日のことを思い出せたらいいと話します。

春田「俺たちさ、ちょっとは家族らしくなったかな?」

春田と牧は、どうなったら家族といえるのか。きっといろんな家族の形があっていろんな正解がある。そして自分たちは自分達だけの家族になるんだろうと語り合います。

さらに春田は、幸せについても話します。

春田「幸せって、こうして一緒に空を見上げるような何気ない時間なのかな。」

牧「俺も今幸せです。」

春田「凌太」

牧「何、創一」

名前を呼びあい桜舞い散る中キスをしてほほ笑みあいます

桜の中を歩きながら家族や幸せについて語り合う2人がとても幸せそうでしたね。

エピローグ

それぞれのその後の様子も少し描かれていました。

和泉と菊之助は公安に戻った様子。

2人きりの車内で和泉は菊之助に「生意気な唇だな。もう弟じゃねえんだろ?」と迫ります。

和泉は天空不動産にいたときは穏やかそうでぽやっとしていましたが、菊之助の前ではオラオラ系でギャップがいいですよね。

一方、春田と牧の家には、隣に引っ越してきた人が挨拶に来ました。

黒澤「この度、隣に引っ越してきましたとなりのムサシです」

牧「チェンジで」

黒澤「ウィーアーファミリー!!

春田「イェー!」

牧「えんがちょ!」

これからも3人の騒がしくもあたたかな日々が続きそうですね!

本当に幸せな気持ちになれる最終回でした!

春田も牧もお互いの幸せを考えて悩んでいる姿が、愛にあふれていて泣けました。

黒澤も余命1か月は間違いでよかったですよね!

それにしても「嫁がイカゲームっつうの」が「余命1か月」はさすがに無理があるのでは?笑

黒澤は春田のことが特別好きですが、牧のことも大事に思っているのが今作ではよくわかりましたよね。

2人にちょっかいかけながらも見守っている姿に大きな愛を感じました。

3人は「名もなき関係」ということでしたが、家族のようにこれからも3人一緒に過ごしていくのでしょうね。

和泉と菊之助の2人も、菊之助の思いが和泉に伝わってよかった!

こうなったのも、和泉が陽だまりのような春田と出会って和泉の凍った心を溶かした結果ですよね。

そして春田も、和泉の言葉に自分の居場所を見つけたようです。

そう考えると、人と人とのつながっりって面白いですよね。

私も、自分のまわりにいる人たちをもっと大事にしたいと思えました。

『おっさんずラブ-リターンズ-』第8話のおさらいと最終話ネタバレ・感想をご紹介しました。

今回のお話は、人を愛することはどういうことなのか、そして家族とは何か、いろいろと考えさせられる物語でしたね。

このお話は今回で最終話となりましたが、ラストで黒澤が2人の隣に引っ越してきましたし、続きを期待してもいいのでは…?

この先の物語も何年後かに描いてほしいですね!

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