毎週木曜23:59から放送している日本テレビ系ドラマ「約束 ~16年目の真実~」の第5話が放送が5月9日に放送されました。
このドラマは、16年前に父が連続殺人犯の容疑者として逮捕され、全てを奪われた主人公・葵(中村アン)が、刑事となって過去の真相を探る予測不能×完全オリジナルの〝心理サスペンス〟です。
第5話では、4話での誘拐事件の犯人が意外な人物だったことが判明します!
この記事では、第5話のあらすじからネタバレ、そして伏線について考察をしていきたいと思います。
この記事は、5話までの内容のネタバレをしています。まだ見ていない方はご注意ください。
約束~16年目の真実~第5話 あらすじ
「約束~16年目の真実~」公式HPより第5話のあらすじをご紹介いたします。
留置所内で死亡していた尾藤(井上肇)の遺体を見た葵(中村アン)は、16年前に不破翔(細田善彦)の妹の遺体を発見した時の記憶がフラッシュバックする。
望野警察署・捜査第一係では、恵(佐津川愛美)の娘を誘拐した犯人の捜査を進めていた。香坂(横山裕)は、誘拐犯の要求から16年前の事件の関係者だと主張する。
葵は不破に、私たちしか知らないはずの暗号を他に知っている人物がいるか、尋ねる。不破は、妹の玲が暗号を知っていたと答える。葵は、不破から玲の遺品を借りて調べる。その最中、葵にある記憶が蘇る──。
未発表だった16年前の事件での目撃証言が虚偽だった可能性がマスコミに知れ、ニュースで報道される。さらには、16年前の連続殺人犯の娘が身元を詐称して警察官になった、と葵を告発する記事までもが出回る。葵は一条から、事態が落ち着くまで自宅謹慎を命じられる……
「約束~16年目の真実~」公式HPより引用
それでは第5話の内容をみていきましょう。
約束~16年目の真実~第5話 ネタバレ
第5話で判明したことを11個に分けてご紹介いたします。
尾藤誠が自殺
4話の終わりで自殺を図った尾藤誠。
死亡推定時刻と死因は検視結果次第とのことですが、枕元に恵宛の遺書があったことから自殺で間違いないということでした。
香坂が、有村にそのことを伝えると有村は驚いたようすもありません。
香坂が少し疑問に感じて聞きますが、有村はあとはこちらに任せて誘拐事件に集中するように伝えます。
暗号は葵と不破以外にも知っている人がいた
葵のスマホに犯人らしき人物から送られてくる暗号は、葵と不破が高校時代に話していたもので2人しか知らないはずでした。
葵は不破に、自分たち以外にこの暗号を知っている人はいないか尋ねます。
不破「玲は知ってた」
ただ、それでは犯人につながらないので、葵は玲の遺品を不破に貸してもらいます。
署に戻り、遺品の中身を確認する葵。
スマホ、靴、服などと一緒に、ファイルが入っていました。
ファイルの中には暗号の書かれたルーズリーフが挟まれており、さらにその中の1枚だけ土汚れがついています。
もしも、その土が殺害現場の土だったとしたら犯人がこのメモを見たかもしれないと思いいたります。
そのメモは、見れば暗号のルールがわかるようなものでした。
このことを桃の店で不破に伝えます。
話しているとき桃は店内にいませんでしたが、途中外から戻ってきました。
その際、葵の手元にあった小さな紙が数枚落ち、桃が拾ってくれます。
葵の記憶が一部戻った!
尾藤の遺体にある、首がひもで絞められた跡や、玲の遺品を見たことで16年前の記憶をフラッシュバックするように一部思い出します。
玲が殺害される日の夜、葵は玲ともめていたことを思い出します。
そのとき、葵は玲の首を絞めていました。
そのシーンを思い出した葵は、玲を殺害したのは自分なのかもしれないと伝えます。
しかし、葵のことを小さいころからずっと見てきた一条は、葵はそんなことをする人間じゃないといいます。
一条「お前に人は殺せない」
その後、葵のスマホにメッセージが届きます。
『れいが しんだ とこで まつ』
その場所へ行ったみると、背後から棒のようなもので殴られます。
その時、16年前に不破玲の遺体を見たときも同じように背後から襲われたことを思い出します。
さらに、玲ともめていたことや、その後家に帰って康男と話をしたことも思い出します。
玲ともめたあと、家に帰った葵は康男に「どうしよう私…」と何かとんでもないことをしてしまったようなようすで話します。
その後「やっぱり探してくる」と飛び出した葵は、どこからかスマホが鳴っているのに気づき、玲かと思って近づいていきます。
そこで遺体を発見し、その時背後から襲われたのでした。
未送致の目撃証言があった!
16年前、なかなか証拠や目撃証言が見つからなかった中で、恵の証言が有力だとそれが逮捕の決め手になりましたが、実は未送致の目撃証言があることがわかりました。
未送致の資料(供述証書)
2008年7月30日午後8時30分頃
速水康男の自宅付近の道で浴衣姿の少女が歩いているのを目撃。
浴衣の少女が家に入ると中から男性の声が聞こえた。
この資料は一条のデスクの引き出しに資料室の鍵とともにしまわれていました。
香坂が資料室の鍵をとりに来るのが分かっていて、一条がわざと知らせるように入れておいたようでした。
一方、葵は記憶が戻ったあと、自分が事件時刻に父と会っていたことを忘れていたから康男は逮捕されたとショックを受けていました。
そんな葵に香坂は未送致の供述証書のことを伝えます。
香坂「それは誰かにとって都合のいい真実を作るために消された事実。
あなたのせいじゃない」
誘拐犯は一条だった!
4話で、尾藤恵の娘・志保が誘拐されましたが、犯人は一条だと明かされました。
《判明した理由》
誘拐された志保の話から判明します。
尾藤誠の葬儀場で志保が地面にウサギの落書きをしているのを発見する葵。
誘拐犯がウサギの格好をしていたため、葵は「怖くないの?」と声をかけます。
志保は「ウサギさんからおまじないを教えてもらったから怖くない」と答えおまじないの内容を教えてくれました。
「目を閉じて耳をふさいでギューッとする。誰も入れない。お化けも入れない。」
そのおまじないは、葵が小さいころカーテンをお化けみたいだと怖がっていたとき一条から教えてもらったおまじないと一緒でした。
志保は、「ウサギさんは優しくてお父さんみたいで全然怖くなかった」と話していました。
志保の話から誘拐犯が一条だと気づいた葵は、一条を呼び出し話を聞きます。
《犯行の理由》
16年前の間違いを正そうとしたためです。
16年前、連続殺人事件で葵の父・康男が逮捕されたとき、一条は「康男が殺すわけない」とその一心で目撃者を探し回っていました。
そこで、事件の日の夜、康男が家にいたことがわかる目撃証言を見つけます(未送致の供述証書)。
しかし、その証言は上層部の判断で握りつぶされてしまいました。
一条は、当時警察の判断を信じたそうですが、葵が望野署へやってきて葵が康男のためだけに生きているのを見て、すべて間違っていたと気づいたそうです。
一条「償うべきだと思った。どんな手を使おうと」
一条は、16年前自分が封じ込めた事実をすべて明らかにして、加害者家族という間違った足枷から葵を開放したかったといいます。
一条「事実は正攻法だけじゃ手に入らない。俺だけ手を汚せば済むと思った」
康男が罪を認めたのは葵のためだった!
一条の告白の中で、16年前、無罪を訴えていた康男が一転して罪を認めた理由を知ります。
16年前、一条は康男に「認めるなら早い方がいい」と勧めています。
否認を続けても取り調べが長引くだけ。
葵は1個のことに集中すると自分が見えなくなってしまう性格のようで、もし康男が裁判になったら葵は道連れになってしまいます。
一条はそのことを伝えると、康男は「今もきっと俺のことで頭がいっぱい」だと想像します。
一条「あの子のことは俺が必ず守る」
康男「本当に、もう認めるしかないのか…」
泣きながらも罪を認め、逮捕されたのち、そのまま獄中で死亡してしまいます。
今、一条が自分の手を汚してでも真実を明らかにしようとするのは、こういった経緯があり、自分が康男を殺してしまったという思いがあるからでした。
マスコミにリークしたのも一条だった!
テレビでは、“16年前の殺人事件の目撃証言が嘘だった可能性がある”と報道されていました。
この情報をリークしたのも一条でした。
《リークした理由》
16年前の事件の再捜査されるよう仕向けたかったため。
誘拐をしてまで、恵の目撃証言が嘘だったと明かしましたが、警察上層部はそのことがわかっても何の反応も示さなかったそうです。
警察内だけに知らせても、再捜査はされないと思った一条は世間に公表することで警察が再捜査に踏み切らざる得なくなるように仕向けました。
しかし、それでも刑事部長の有村からは「静観すればおのずと火は消える」と静観の姿勢を崩しませんでした。
葵が康男の娘だとバレた!
葵が16年前の事件の加害者の娘だということが、ネット記事で書かれてしまいます。
これは、“16年前の目撃証言が嘘だった”という情報をマスコミにリークした犯人が一条だと警察上層部にバレてしまい、一条への牽制で行われたことのようです。
記事では、目撃証言をしたのは葵の友人だったということも書かれ、「葵が再捜査へ誘導しただけでは?」と冤罪疑惑自体もうやむやにされてしまいます。
尾藤誠と接触していた警察官がいた!
一条の話によると、16年前、尾藤誠と接触する捜査官を見たそう。
そして、その翌日、尾藤恵は目撃時刻をはっきり伝えてきました。
一条は、これは偶然ではなく、その捜査官が恵にそう証言させるよう尾藤誠に指示したのだと考えているようです。
そのため、罠を仕掛けたそう。
罠とは?
一条は、警視庁の人間が尾藤誠の遺品を自宅や会社から回収していることを知ります。
これはおそらく尾藤誠と接触していた捜査官が、“自分とのつながりが残っていないか確かめるため”。
“証拠が残っていれば隠滅をするため”。
そのため、一条は「貸倉庫にも尾藤誠の遺品があるらしい」と嘘の情報を流しました。
そこにやってきた人物が尾藤とつながりのある人間。
やってくるだけで証拠になります。
貸倉庫の付近には、誰かがやってきたらすぐに知らせるようにとだけ伝え、夏目に張り込ませていました。
やってきたのは有村!
貸倉庫にやってきたのは有村でした。
しかし、夏目は一条に連絡をせず、張り込みしていた車内で有村と話をしています。
有村「君の判断に感謝をするよ」
有村に握手を求められた夏目は、はじめは手をとるのを迷うようにも見えましたが、最終的には手をとりほほ笑みます。
署内。香坂は夏目を呼び止め、貸倉庫に誰か来たのかと聞きます。
誰も来なかったと答える夏目に、香坂は「本当だな?」と問い詰めるように尋ねます。
夏目は思わず、「16年前に尾藤とやりとりした証拠なんて残っていると思うか」と聞き返しますが、詳しいことは知らされず張り込みしていたはずの夏目がなぜ知っているのかと、有村が来たことが香坂にバレてしまいます。
香坂「お前はそれでいいのか?」
夏目「香坂さんこそいいんですか?刑事部長を敵に回して」
夏目は「過去の失態はなかったことにならない」と香坂に忠告するのでした。
一条が逮捕される
一条は逮捕される前に、香坂に葵のことを頼みます。
香坂も一条の思いをしっかりと受け取ったようでした。
誘拐事件についてはテレビで報道され、それについて有村が記者会見で説明をしています。
有村「逮捕されたのは現役の刑事。
16年前の連続殺人事件で容疑者への自白を強要していた」
その放送を見た香坂は激怒し、有村の元へ行き宣戦布告。
香坂「すべて明らかにします。あなたがしたこと。
あなたのすべてが間違っていること」
再び殺人事件が起こった
玲の殺害現場にお花を供えようとした葵は、現場に着くとそこで若い女性の遺体を見つけます。
この遺体にも口にビー玉が詰められており、葵は連続殺人事件が再開されたと考えるのでした。
約束~16年目の真実~第4話【考察】 伏線か⁉気になる15ポイント
第5話を視聴して気になった15ポイントと考察をご紹介します。
1.尾藤はなぜ自殺した?
有村との関係がバレないようにするためだと思います。
香坂が有村に尾藤が自殺したことを伝えると、有村は驚きませんでした。これは、有村は尾藤が自殺することが当然だと思っていたからではないでしょうか。有村との関係がバレるのを恐れていたことを知っているとか、もしくは、尾藤に何かあれば自殺するようにほのめかしていたとか。
尾藤は有村に逆らえない関係性だったのかもしれませんね。
2.葵はなぜ玲の首を絞めた?
葵は、16年前の事件の日、不破玲の首を絞めていた記憶を思い出していましたが、何でそんな展開になったんでしょうね?
葵が、家出した玲を注意し無理やり帰らせようとしてもめていたようで、玲から突き飛ばされたりもしていましたが、だからといって首を絞めるのはちょっと理解できないです。
だから、葵が家に帰ったあと「どうしよう、私…」という発言につながるのでしょうか。とんでもないことをしてしまったという雰囲気でしたが、その後「探してくる」と言っていることからも玲が死んでいるとは思っていないですよね。「首を絞めてしまった、どうしよう」ということなのでしょうか。
でも、上のやりとりだけで首まではやっぱり絞めないのではないかと思います。玲から何か言われたりしたのでしょうか。まだ、完全に記憶を思い出したわけではないので、思い出していない記憶の中に重要な事実が隠されていそうですね。
3.桃は暗号を知っているのでは?
葵と不破が桃の店で、暗号について話し合っているとき、葵がテーブルの上に置いていたメモ用紙数枚が落ちてしまいました。おそらく暗号が書かれているメモだと思うのですが、桃はそのメモを拾い、わざわざ向きをそろえて葵に渡したように見えました。
この暗号は、数字と記号が使われていますが、数字は逆さになっていたり、横向きに倒れていたり、一見してどの向きで読むものなのかわかりません。そのメモの上下がわかったということは、桃は暗号の見方を知っていたのではないかと思います。
4.葵を殴ったのは誰?
不破玲を殺害した真犯人が殴ったのだと思いますが、何故殴ったのかが気になります。
16年前は、殺害したのが自分だとバレないようにするため、顔を見られる前に意識を失わせようとしたのだと思いますが、今回はなぜでしょう。
特に何か話すわけでも要求するわけでもないですから、16年前と同じように殴るために葵を呼び出したということですよね。これ以上調べるなという忠告でしょうか。それとも、殴られたことで記憶を少し思い出しましたし、思い出させるために殴ったなんてことはないですかね?
5.雑貨屋店主は何者?
1話からずっと怪しい雰囲気を漂わせている雑貨屋店主ですが、尾藤誠の葬儀に来ていたようです。
尾藤と知り合いだったのでしょうか。
雑貨屋店主は不破とすれ違うとき、不破にぶつかりその拍子にビー玉を落としていきます。
大人が理由もなくビー玉を持ち歩くでしょうか。ぶつかったのもビー玉を落としたのもわざとかもしれません。以前には、この店主が町中で不破を見つめているシーンもありましたし、不破に自分の存在を知らせたかったのかもしれませんね。ビー玉を使っていることから16年前の事件について何か知らせたいことがあるのではないでしょうか。また、公式HPによると、この店主は葵たちと同い年なので同級生だったのかもしれませんね。
6.有村と夏目の関係は?
夏目は以前、警視庁本部にいた経歴を持つようなので、元々有村とは知り合いだったのではないかと思います。今回、夏目は有村側についたようなシーンがありましたが、これがこのタイミングで有村側についたのか、はじめから有村に協力していたのかがわかりませんね。2話辺りから夏目は気になる行動がありましたし、この5話では、夏目が「16年前に尾藤とやりとりした証拠が残っていると思うか」と知らないはずの話をしていました。尾藤との関係は知られたくないはずなので、そんな隠そうと思っていたことを何も知らない若い刑事にいきなり話すでしょうか?なので、はじめから有村に協力していたのではないかと思います。
7.香坂の失態とは何?
第2話から、香坂が何か失態をしたということは匂わせてきていますが、まだどのようなことか明かされませんね。2話では、香坂のミスが原因で仲間の刑事を怪我、もしくは死亡させてしまったような回想シーンがありましたが、香坂の過去は16年前の事件の真相ともどこかでつながっているようですし、もう少し情報が知りたいですね。
↓↓↓【約束16年目の真実】第4話ネタバレ・伏線考察についてはこちらでご紹介しています!
約束~16年目の真実~第5話 感想
誘拐犯は一条でしたね!意外でした。
でも、犯罪を犯してしまいましたが、一条は16年前の真相を明かしたいという葵の味方だったことにほっとしました。
もしも一条が16年前の事件の真犯人だとしたら、自分の父に罪を被せ、父が亡くなったあとは父親のように慕っていた人物が真犯人だなんて、葵にとってはつらすぎる展開になっていましたよね。
そうならなくて本当によかったです。
今回5話でしたが、そろそろ折り返し地点でしょうか。(全10話前後かなと予想しています)
今までの内容で、犯人でなさそうな人は増えてきましたよね。
ただ、事件の真相もまだ見えてきませんし、香坂の過去とのつながりがあるようですが、香坂の過去もまだ明かされませんね。
6話では、再び殺人事件が起こっていますし、予告では、香坂が葵に銃を向けたり、桃が逮捕されたりするシーンが映っていましたので、次回もまた新たな謎が明かされそうですね。
毎回ラストが気になりすぎます。
考察しながら次回を待ちたいと思います!
↓↓↓こちらでは【約束16年目の真実】の真犯人を伏線から予想しています!
まとめ
『約束~16年目の真実~』第5話のネタバレと考察をご紹介しました。
誘拐犯は一条ということがわかり、逮捕されてしまいましたね。
一条がいなくなったことで望野署内の勢力図も変わってきそうです。
今後、夏目の動きも気になりますし、香坂の過去についても早く知りたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
↓↓↓「約束 ~16年目の真実~」第1話の詳しいあらすじやネタバレ・伏線考察はこちら。
↓↓↓「約束 ~16年目の真実~」第2話の詳しいあらすじやネタバレ・伏線考察はこちら。
↓↓↓「約束 ~16年目の真実~」第3話の詳しいあらすじやネタバレ・伏線考察はこちら。
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