現在、中村アンさんが主演を務める日本テレビ系ドラマ「約束 ~16年目の真実~」が木曜深夜に放送中です。
「約束 ~16年目の真実~」は、16年前の事件の真犯人や真相を明らかにするサスペンスドラマですが、毎週放送されるたびに、少しづつ明かされる真相や新たな謎が話題になっています。
ところで、「約束 ~16年目の真実~」には、本編の第7話と第8話の間に、第7.5話『発端』というストーリーが存在するのをご存じですか?
この7.5話はHulu限定で配信されており、物語に深く関わっている映画シナリオの制作過程について明かされています。
今後本編でも描かれるのかもしれませんが、真犯人につながりそうな重要なシーンもありました。
この記事では、第7.5話のネタバレ、そして内容について考察をしていきたいと思います。
この記事は、『約束~16年目の真実~』本編およびHulu限定配信ドラマの内容のネタバレをしています。まだ見ていない方はご注意ください。
約束~16年目の真実~Hulu限定第7.5話『発端』 ネタバレ
第7.5話は15分ほどのストーリーでした。
それでは、第7.5話で起きた主な事柄を7つに分けてご紹介いたします。
イントロ
不破が、桃の店で文化祭で映画を上映するために企画書を作成しているシーンから始まります。
映像研究部 文化祭用映画企画書
『サクリファイス』
企画 不破翔
不破が企画書を書きあげたとき、葵たち4人がやってきて、不破はメモの束(企画書の下書き?)を店のごみ箱に捨てます。
捨てられたメモには、
『小道具:ビー玉?』や『カリウムを過剰摂取させてから』などシナリオの内容と思われることが書かれていました。
葵のモノローグ
イントロの16年前の5人のようすと重なるように、葵のモノローグが流れます。
思い出は時とともにその姿を変える
楽しかった思い出が 悲しみに
何でもない出来事が 深い後悔に
あの時 私はまだ知らなかった
思い出はまだ その姿を変える 途中であることに
シナリオを共有しない理由
葵が一人で署にいると、“一条が送致された”と香坂が報告にやって来ます。
さらに「シナリオを共有すれば警察組織は動くかもしれない」という香坂。
香坂「それとも何か他に共有したくない理由でも?」
香坂は、同級生たちの思い出を壊したくないのが理由かと尋ねます。
そんなものは事件でもうとっくに壊れているという葵。
葵は「傷口をえぐることになるかもしれないから」
それでも調べている葵に、香坂は「友人の傷口をえぐってでも真実を突き止めたいからではないか」と聞きます。
それに対し葵は「もし、傷つけることになるなら、それは他人より私がやるべきだと思う」と答えるのでした。
犯人がシナリオを見たのはいつ?
葵は、「犯人は、映画の制作過程のどこかで不破のシナリオに触れているはず」と考えます。
《葵の考え》
・犯人がシナリオに触れたのは、意図的だったのか、否かには関わらず、映像研究部の誰かがその機会を作ったことには間違いない。
・それが、誰なのか、いつなのかがわかれば犯人を絞り込める。
この考えを香坂に話す葵。
《香坂の考え》
・犯人は絞り込まれるリスクを冒してでもシナリオ通りの殺害方法に固執した。
・そこにはそれ相応の理由があるはず。
・犯人はただ読んだだけでなく、映画制作そのものに関わっている可能性もある。
犯人は映像研究部の中にいるということかと聞く葵に、香坂は「その疑いを完全に捨ててはいけない」と答えるのでした。
シナリオ作成のきっかけ
桃の店に映像研究部の5人全員が集まっています。
葵「今日はこの映画の話を聞きたくて」
葵は、犯人がいつシナリオに触れたか知るため、4人に話しを聞いていきます。
事件のときはまだなにも知らなかったという恵に、「この内容が事件と結びついている限りちゃんとみんなから話を聞いておきたい」と話す葵。
不破「俺たちは何を話せばいい?」
“映画を撮ることになったきっかけ”が知りたいと葵は伝えます。
恵「そもそもは不破君だっけ?不破君が企画書とか書いてくれてた」
天草「違うよ。元々は恵のせい」
葵が“せい”とはどういうことなのか聞くと、天草は、恵が「文化祭実行委員か何かをやってた友達に頼まれたから」と言っていたといいます。
葵「映画を作ることになって、作品はすぐ決まったの?」
不破が昔から練りに練っていたものがあったからすぐ決まったと話す天草。
不破も1年ぐらい前から考えていたものだったと肯定します。
その時点で、葵が主役だと言うことも決まっていたそう。
脚本もできていない企画書だけのときから「不破は最初から葵を主役にしたいと思っていた」と天草がバラしてしまいます。
恵「そういえば、天草も撮りたがってなかった?」
恵の話によると、天草はカメラマンになるのが夢で葵を主役で撮りたがっていたこのこと。
たしか、ラブストーリーだったという恵。
桃は思い出したようで、「ウォン・カーウァイでしょ」と言います。
葵「それは何で却下になったの?」
皆、理由は忘れてしまったようですが、他にも案がいくつかあったとのことです。
でも、どれも何かのパロディのようだったといいます。
いろいろと映画のアイディアを出す中で、不破が「サスペンスなら1つ考えているのがある」と話し決まっていったそう。
しかし、すぐに決まったわけではなく、「恵が一度実行委員に意見を投げたはず」だと話す不破。
さらに、不破は思い出していきます。
不破「それで、そのときの実行委員の返答が“サスペンスのやつがやっぱり面白そう”と言った」
恵「それの何か気になることが?」
葵「やっぱり…?」
不破も葵と同様に“やっぱり”という言い方が気になったようです。
不破によると、内容は以前から考えていたけれど、外部の人に読ませたのはその時が初めてのはずだったとのこと。
葵は、恵に実行委員の友達に頼まれた“映画制作の経緯”をもう一度思い出すように頼みます。
恵は、「文化祭の出し物が足りなくて困っているから、映像研究部もたまには力を貸して」と頼まれたと話します。
他にも、「面白い映画を作ろうとしてるんでしょ」とも言われたそう。
実行委員の中で噂になっていたとのこと。
桃「先に企画書読んでた人がいたってこと?」
不破「その噂はどこから?」
それについてはわからないという恵。
天草「でも読んでたってどうやって?」
葵は少しの間、そう言った天草を見つめます。
香坂の推理
実行委員の中の誰かが、事前に企画書を読んでいたことを香坂に伝える葵。
葵は、その人間が映画の制作を指示していた可能性もあると話します。
犯人への直接的な手がかりとは言えないが、シナリオに固執する一つの動機となりえると考える香坂。
香坂「だとしたら、文化祭実行委員、ないし、その関係者に犯人がいる可能性がある」
新たな謎
16年前。
桃の店で映画の内容をどうするか5人で決めたあと、無人になった桃の店に誰かがやって来ます。
そして、その誰かが不破が桃の店のごみ箱に捨てた企画案のメモの束を拾い上げるようすが描かれていました。
—————
現在。
葵と木崎が、井出雑貨店を訪れます。
扉の鍵が開いており、そこから入っていく葵。
ここに葵のモノローグが重なり、この話は終了します。
《葵のモノローグ》
思い出は 時とともにその姿を変える
その姿を 外から見ることはできない
例え 凶器へと その姿を変えていたとしても
誰も知る由もない
気づいたときにはもうすでに
刃は深く 体を貫いている
約束~16年目の真実~Hulu限定第7.5話『発端』 考察・感想
結構重大なことが描かれていたのではないでしょうか!
シナリオを書くことになった経緯は、恵が実行委員の友達から頼まれたからだったのですね。
「その友達って誰?」って聞けばいいのになぁと思いながら見てました。
本編では井出尚哉が文化祭実行委員だったと明かされていますので、井出ですかね?
井出のいた養護施設の跡地の物件の所有者が恵になっていましたし、井出と恵は何かしら関りがありそうですよね。
ただ、恵は葬儀の芳名帳に書かれた井出の名前を見ても誰だかわからなかったようですし、不破が井出について尋ねてきたときにその話をしていましたよね。
もし、井出との間に知られるとまずいことがあるのなら、不破に井出のことを話さない気もしますし…、難しいですね。
“企画書を読んでた人がいた”という話で、天草が発言した後、葵が天草のことをじっと見つめていたのも気になりました。
何かに気づいたのでしょうか?
また、不破の捨てたルーズリーフを取りに来た人物は誰でしょうか。
実行委員なのか、映像研の誰かが戻ってきたのか。
桃は店の人間ですから、戻ってきたときに見たり回収したりもできそうですね。
他の人なら誰にせよ店に誰もいないことがわかってないと取ったりできないんじゃないかなと思います。
そう考えると、映像研の誰かが取りに戻ったのかな?
そのメモには、『小道具:ビー玉?』と書かれていましたが、そもそもなぜビー玉を事件に登場させたのかが知りたいです。
葵が不破に尋ねてくれないかと思いながらいつも見ています。
シナリオで内では明かされているのでしょうか。だから聞かないのかな?
今回の話で、怪しさが深まったのは恵でしょうか。
“やっぱり”に反応しなかったのも不自然な気がします。
一度、恵が話したり見せていたから“やっぱり”に違和感を感じなかったのかなと思いました。
でも、天草・桃・恵はみんな怪しいですよね。
真犯人は1人ではなく、3人で手を組んでいたりして?
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まとめ
『約束~16年目の真実~』第7.5話のネタバレと考察をご紹介しました。
シナリオを書くきっかけには文化祭実行委員が関わっていたこと、また、不破が捨てた企画書のメモを誰かが取りに来ていたことがわかりました。
真犯人の手がかりになりそうなエピソードでしたね。
まだまだ真相はわかりませんので、本編の続きも楽しみに待ちたいと思います。
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