中村アンさんが主演を務める日本テレビ系ドラマ「約束 ~16年目の真実~」の最終話が2024年6月13日に放送されました。
このドラマは、16年前に父が連続殺人犯の容疑者として逮捕され、全てを奪われた主人公・葵(中村アン)が、刑事となって過去の真相を探る予測不能×完全オリジナルの〝心理サスペンス〟です。
公式HPによると、“16年前の事件”と“香坂(横山裕)が抱える過去”がある存在により1つにつながったとき、連続殺人事件の真犯人と16年間隠された望野町の真相が明らかになるとのこと。
登場人物全員が何かしら怪しく、犯人へとつながる伏線では?と考えられるようなシーンがたくさん出てきました。
この記事では、「約束 ~16年目の真実~」の真犯人を、考えられる伏線から考察していきたいと思います!
最終回を迎えましたので、この記事では、今まで考察してきた内容から、主要人物たちのポイントや今までの言動をまとめてご紹介いたします!
↓↓↓『約束~16年目の真実~』真犯人が判明しました!こちらからどうぞ!
↓↓↓『約束~16年目の真実~』最終話ネタバレ!事件の真相やその後の話、約束とは何だったのかはこちらでご紹介しています!
【約束16年目の真実】真犯人を伏線から予想!
出典:「約束~16年目の真実~」公式HP
ドラマ放送前の紹介動画によると、【被疑者不詳】という言葉とともに公式HPで紹介されているのは8名です。
そのため、真犯人の可能性があるのはそこで登場する8名だと考えられます。
以下で、各話で判明したことや気になるポイントとともに1人ずつご紹介いたします。
この記事は、Hulu限定で配信されている「約束~16年目の真実~」の第7.5話と第8.5話の内容も含んでいます。
↓↓↓Hulu限定で配信されている「約束 ~16年目の真実~」第7.5話『発端』のネタバレ・考察はこちらでご紹介しています!
↓↓↓Hulu限定で配信されている「約束 ~16年目の真実~」第8.5話『相違』のネタバレ・考察はこちらでご紹介しています!
桐生葵(演:中村アン)
本作の主人公。16年前の連続殺人事件で逮捕されてしまった父・速水康夫の無実を信じ、故郷・望野町へ戻ってきたエリート刑事。
高校時代は、不破翔・尾藤恵・飛鳥桃・天草勇樹とともに映像研究部に所属。
16年前の連続殺人事件のショックで“事件直前の一部の記憶”を失っている。
〇わかっていること
1.16年前の望野町女性連続殺人事件の犯人として、父・速水康男が逮捕された。
康男は無罪を主張していましたが、ある時、一転して全面自供。康男が罪を認めたのは、「否認を続けても取り調べが長引くだけで裁判になったら葵は道連れになる」と一条から言われたためです。葵は1個のことに集中すると自分のことが見えなくなってしまう性格なので、葵のために自供をしてしまいました。その後、康男は持病の悪化し獄中で亡くなっています。
2.16年ぶりに望野町に戻ってきた。
父の無実を信じ、真犯人や真相を明らかにするため刑事となった葵は、念願かなって望野署に配属されました。
3.不破がシナリオを書いた映画の主人公を演じる予定だった。
不破が監督・脚本を務め、文化祭では連続殺人を題材にした映画の上映を予定していました。
映画の舞台は、北見が丘という葵たちの地元で有名な場所。
不破は、シナリオを書く前から葵を主人公にしようと考えており、シナリオも葵をイメージしてあて書きされたものでした。しかし、撮影前に不破の妹が殺害されてしまい、実際に撮影はされていません。
葵は、不破からシナリオについて「葵には完璧に仕上がってから見せたい」と言われており、16年前には読んでいません。恵・桃・天草は読んでいたようですが、葵は3人が読んでいたことも知りませんでした。
4.失っていた記憶の一部を思い出す。
16年前の、不破玲が殺害された事件直前の記憶を失っていましたが、以下のことを思い出しました。
・不破玲が殺害される事件の日の夜、玲に家出はやめるように言い、もめた末、玲の首を絞めていたこと。
・その後、家に戻り、父・康男と話したこと。
・玲を探すため再び家を出て、玲の遺体を発見したとき、後ろから何者かに棒のようなもので殴られ倒れたこと。
玲の首を絞めていたことを思い出した葵は、一条に自分が玲を殺したのかもと吐露しますが、一条は「お前に人は殺せない」と、幼少期から知っている葵が犯人であるはずがないと強く否定。
また、事件の日、玲の遺体を発見したとき、後ろから何者かに棒のようなもので殴られたことも思い出します。また、刑事になった現在「れいが しんだとこで まつ」と何者かに暗号で事件現場に呼び出されたときも、同じように後ろから襲われています。ちなみに、暗号で呼び出されていますが、時刻は指定されていませんでした。来る時間がわかっていたのか、ずっと待つつもりだったのか葵は気になっているようです。
5.実家の庭には白骨化した遺体が3人分埋まっていた。
匿名で「速水家の裏庭には遺体が埋まっている」という通報がありました。裏庭を掘り起こしてみると、白骨化した遺体が3体、複数のビー玉とともに発見されます。
この通報者は、不破のシナリオの続きを書いている人物と同一人物のようです。
また、この遺体の一人が、桃の母親(16年前に殺害)だと判明しており、残りの2人は、沼田明子(4年前に殺害)、斎藤梢(3年前に殺害)だとわかりました。
6.暗号で犯人に向けて「私を殺せ」とメッセージ残す
不破玲や和田瑠璃が殺害された現場に、暗号で「わたしをころせ」とメッセージを残し犯人を挑発しました。その後、暗号はなくなっており、現場から離れたあと葵は、黒いパーカーを被った誰か(後に井出と判明)につけられています。
●気になるポイント
【1話】
1.ラストシーンでの不敵な笑み
“それは期待だったのかもしれない。これで目的を成し遂げられる”
1話で、再び殺人事件が起こったとき、葵の胸にはこのような感情が支配していたようです。その際、ずいぶん不敵な笑みを浮かべていたので、何か良からぬことがあるのかと終盤まで少し思っていました。
この笑みの意味は最後まではっきりとはわかっていないと思います。しかし、最終話で、葵が康男からの手紙を読み終えたとき、「約束果たしたよ」と亡くなった康男に語りかけるようにつぶやいていましたので、葵は心の中で真相を明らかにすることを康男に約束していたのだと思います。
そのため、16年前と似た事件が起きたことで、事件の犯人は父・康男ではないという期待が高まり、事件が再開されたことで真犯人を明らかにするという目的が成し遂げられるということだったのかと思います。
【4話】
2.ラストシーンのシナリオを書く人物と心情が一致している。
4話のラストシーンでは、映画のシナリオのようなものをだれかが書いているようすが映されました。
(最終話で、映画のシナリオの続きは桃が井出に書いてもらっていたことが明かされます。)
このシーンで、書いている内容が葵に起きていることと一致していました。それは、桃が起きたことを井出に伝え、現実に起きたことと同じ展開になるようにシナリオに書いてもらっていたためだと思います。しかし、内容が葵の心情とも完全一致していたのはどうしてかなと思います。さすがに心情までコントロールすることは難しいのではないでしょうか。ただ、ドラマの演出と言ってしまえばそれまでですが。
【7話】
3.殺害された被害者が葵に似ている。
被害者たちは、全員ショートヘアをしており葵と似ています。
この点に気づいたのは香坂です。香坂は、犯人は葵に強い執着を持っており、手に入らない憎しみから似た人物をターゲットにしているのではないかと推測しています。
また、葵自身は2度も真犯人と思われる人物から襲われていますが、殺害されていないのも葵自身は殺したくないという思いがあるためではないかとも話していました。
【8話】
7.暗号で「いますぐ ここに こい」と呼び出される
葵のスマホに「いますぐ ここに こい」と地図のURLがついたメッセージが届きます。その後、葵は木崎とともに井出雑貨店へ。葵は鍵の開いたドアから中へ入っていきます。中には、連続殺人事件と関係するようなものがたくさん置いてあります。そして葵はここで「私もまた 仕掛けられた玩具の一部に過ぎない」と何かに気づいたようすでした。
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葵は、全ての記憶は戻ってませんよね?
途中で少し思い出しますが、たしかすべて思い出したわけではなかったように思います。
思い出した記憶の中で、玲の首を絞めている描写がありましたが、なんで首を絞めることになったのか気になります。
玲も葵の首に手をかけていて、それが不破玲殺害のきっかけにもなっているので、その流れにもって行くための設定のようなものでしょうか。
一般的には、もめても女子高生が首を絞め合うことってないと思います。
また、1話のラストシーンの不敵な笑みの理由がはっきりわかると良かったなと思います。
1話では、まさにあのシーンが印象的で、話が進むにつれ葵が犯人の可能性はかなり低いだろうと予想される状況になっても、この1話での表情がずっと引っかかって葵を完全には信じ切れませんでした。
ただ、あのシーンでドラマに惹かれたことも事実なので、うまいことだまされたなぁという感じもしています。
一条健人(演:岡部たかし)
望野警察署・捜査第一係・課長。葵の父・康男とも旧知の仲で、葵の親代わりの存在。
〇わかっていること
1.16年前の事件でも捜査に関わっていた。
一条は、16年前も望野町で刑事として働いており、事件の捜査にも関わっていました。
当時、康男の無実を信じ、目撃者を探すなど真実を求めて動いていましたが、やっと見つけた“康男が事件日の夜に家にいた”という証言も上層部からなかったことにされてしまいます。一条は、警察の判断を信じ、康男に自供を勧めています。
2.ずっと葵のことを見守っていた。
康男が全面自供する前、一条は康男に「あの子(葵)のことは俺が必ず守る」と約束しています。
実際に、一条は葵が警察になれるよう手を貸したり、望野署に配属されるときも口添えしたりしていました。望野署へ来たあともそばで見守り、その中で葵が康男の無実を信じ、そのためだけに生きてきたことを痛感します。1話で、葵の行動を防犯カメラで見て監視しているようなシーンがありましたが、このシーンは、葵がどれだけ父親のために行動しているのかを一条が最初に目の当たりにしたところだったのかもしれません。
3.尾藤恵の娘・志保を誘拐した。
一条は、16年前の事件の目撃証言が嘘であったと尾藤親子に話させるため志保を誘拐をしました。もしも、それが叶わなくとも、自分が逮捕され犯行動機を供述すれば、警察は16年前の事件が冤罪だった可能性を否定できなくなると考えていたようです。
一条は、康男に自供を勧めていたことを後悔しており、自分が殺したようなものだと思っていたようです。はじめは警察の判断は正しかったと思っていたようですが、葵が康男のことだけ考えて生きているのを見て、償うべきだと思ったとのことでした。
一条は誘拐犯として逮捕されますが、有村が記者会見で「誘拐犯は現役の刑事で16年前の殺人事件で容疑者への自白を強要していたことが明らかになった」と説明しています。
4.マスコミに恵の“目撃証言が嘘だった可能性がある”とリークした。
誘拐犯が一条だと判明する前、マスコミに“16年前の事件の目撃証言が嘘だった可能性がある”という報道がされました。このリークは、誘拐までして恵の目撃証言が噓だった可能性があることを明らかにさせたのに、それでも上層部は何の反応も示さなかったため、世間に知らせ再捜査せざるを得なくしようと一条がしたことです。しかし、それでも刑事部長の有村からは「静観せよ」と言われてしまいます。
さらに、リーク犯が一条だと有村にもおそらくバレており、一条への牽制として葵が16年前の加害者家族であるにもかかわらず警察になっているということネット記事でばらされ冤罪の事実をうやむやにされてしまいます。
5.誘拐犯として捕まったが、不起訴になる。
最終話で、一条が香坂の頑張りにより不起訴になったことが明かされます。
16年前の事件当時、一条は康男の無実を信じ、目撃証言を集めるなど奔走していました。
そして、事件当日の夜、康男が家にいたことがわかる目撃証言を見つけます。
しかしやっと見つけた目撃証言も上層部の判断でなかったことに。
一条はしばらくは警察組織の判断は間違っていなかったと考えていたようですが、葵が康男の無実を晴らすためだけに生きているのを見て、自分の判断は間違っていたと気づいたとのことでした。
3話では葵のようすを見て自分の判断で16年前の事件の洗い直しを指示しますが、4話で、再捜査も中止していることから、上層部から再捜査を止められてしまったことがわかります。
そのため、どんな手を使おうとも、当時自分が封じ込めた真実を明らかにして、葵を加害者家族という間違った足枷から解放したかったと話しています。
一条は「真実は正攻法だけじゃ手に入らない」「俺だけ手を汚さば済むと思った」とも話していましたので、正攻法だとまた真実が握りつぶされると考えていたことがわかります。
不破翔(演:細田善彦)
映像研究部の仲間。16年前の殺人事件で妹を亡くした被害者遺族で、事件後姿を消していたが、再び望野町へ戻ってきた。
〇わかっていること
1.文化祭で上映する映画のシナリオを書いていた。
内容は、連続殺人事件を題材にしたサスペンス映画で、遺体の口にビー玉が詰められるシーンがあり、望野町で起きた事件と似ています。しかし、シナリオが書かれたのは、16年前の最初の事件が起こる1週間より少し前で、このシナリオの方が先です。そのため、このシナリオの内容を知っている誰かが、事件の真犯人だと考えられています。
16年前、このシナリオを読んだのは映像研の仲間の恵、桃、天草だと考えられます。葵には完璧に仕上がってから見せると言っており、当時葵は見ていませんでした。部員以外にも、文化祭実行委員の中にシナリオを読んだ人物がいることがわかっています。
2.16年前、不破と葵は想いあっていた。
高校時代、2人にしかわからない暗号でメッセージを送り合っており、映画のシナリオも葵をイメージして書いたものでした。桃はシナリオから不破の気持ちがバレバレだったと言っています。
3.フリーライターをしていた。
フリーライターをしている中で、同じくフリーライターの梅崎若菜と出会い、梅崎から16年前の事件が冤罪だった可能性があると聞きます。妹が殺害された後、事件と向き合うことから逃げ続けた不破。不破は、自分がもっと妹を見ていれば妹が殺されることはなかった。自分が妹を殺したようなものだとずっと自分を責めていたようです。
4.梅崎若菜の遺体の口にビー玉を入れた。
不破は、望野神社で梅崎が16年前の事件に関与している可能性がある人物と会うのを知り、梅崎を心配してやってきていました。不破が来た時にはすでに梅崎は殺害されていたため、梅崎殺害の犯人ではないですが、16年前の事件と関連付けようとビー玉を口に詰めたのは不破でした。
5.自分が梅崎殺しと16年前の殺人事件の犯人だと自白。
不破は、梅崎殺害の犯人ではありませんが、葵を人質に取り、警官たちの前で自分が犯人だと自白して天草のタクシーで逃走しています。自白しているようすは天草に撮影させ、その動画を拡散させたのは不破自身です。自白した理由は、16年前の事件を再捜査させるためでした。
6.桃が真犯人だとわかり、妹の玲を殺害された怒りから桃を刺そうとする。
桃に対して「どうしてだよ!」と玲を殺害した理由を聞くと、桃は玲を殺したのはたまたまだったと軽く答えられます。それり怒りや憎しみがこみ上げたようで、桃を刺そうとしますが、間に葵が入り不破のことを止めます。葵に、玲は不破が罪を犯すことを望んでいないと言われ、その後、葵が桃を逮捕するのを見守ります。
7.再びシナリオを書くことを決意する。
事件解決後、葵と恵に会い、「この町のことを記録しておこうと思う」と話します。
それは、ライターとしてではなく監督として。「まっすぐな希望の物語」にするつもりだそう。
シナリオが書けたら、葵と恵にまっさきに見せると約束します。
●気になるポイント
【2話】
1.俺の物語
葵を人質に取り、犯人は自分だと自白したとき、これは勝手に俺の物語を捻じ曲げた無能な警察への復讐とも話しています。“俺の物語”というのが気になりますね。こう言うということは、このシナリオには何かしらの思いを込めて書いたのだと思われます。本編でシナリオの内容の詳細までは明かされていませんが、殺害方法だけでなく、内容自体にも事件と関係があるのかもしれませんね。
【Hulu限定7.5話】
2.映画の企画書のメモを桃の店のごみ箱に捨てている。
高校時代、桃の店で5人で集まる前にパソコンで映画の企画書を作成しており、企画書が出来あがったことで、その時のメモ用紙をゴミ箱に捨てています。そのメモには、『小道具:ビー玉?』など、読めば映画の内容がわかりそうなことが書いてあります。
5人が桃の店を出たあと、井出が店に来て捨てられたメモをゴミ箱から取り出していました。
3.文化祭実行委員に映画の企画書を見せていた。
映像研のメンバーで、どんな内容の映画にしようか相談した後、いくつかの候補を一度文化祭実行委員に見せたそう。その時の返答が「やっぱりサスペンスが面白そう」と言われたとのこと。そのとき以前に部員以外に内容を見せることはしていなかった不破は、やっぱりと言われたことに違和感を覚えます。
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不破は1、2話では怪しい行動が多かったですが、すべては16年前の事件を再捜査へ仕向けるために行ったものでした。
3話で不破の真意が明かされています。
《不破の真意》
・ずっと16年前の事件から目を背けていたが、梅崎と出会い、16年前の事件は冤罪だった可能性が高いと知った。
・16年前の事件では、警察の内部事情で捜査を切り上げている。
・梅崎は自身でつかんだ情報は誰にも渡してないため、梅崎殺害の犯人が捕まっても警察は16年前とは関連付けない。
・明らかに16年前の事件の続きだと思わせればいいと思いビー玉を口に詰めた。
・自白し、そのようすをネットにあげたのは、世間の興味が16年前の事件に向くようにするため。
・あの事件は明らかに自分のシナリオを模倣している。自分があんなシナリオを書かなければ事件は起きなかったかもしれない。何としても自分が事件の真相をつかまなければ。
一条もそうですが、自分を犠牲にしてでも事件の真相を明かそうとしているところが泣けますね。
また、映画の内容が事件のポイントになっていましたが、なぜ小道具にビー玉を使用したのか知りたかったです。
何か意味があったのでしょうか。
葵を人質に取って自白したときに言った「俺の物語を捻じ曲げた警察への復讐」という言い回しも気になります。
あの時は、自分が犯人だとなりきって自白していたので、“本当は自分が犯人なのに他の人間を犯人として捕まえた警察への復讐”でこんなことをしているという意味だったのでしょうか。
尾藤恵(演:佐津川愛美)
映像研究部の仲間。現在は母となり、父親が社長を務めるセキュリティー会社で働いている。
町の発展を願っており、16年前の事件の風化を望んでいる。
〇わかっていること
1.事件の風化を望んでいる
恵は自身の父親が社長を務めるセキュリティ会社「BITOコーポレーションで」働いています。
この会社は現在、望野町で“セキュリティ特区構想”というプロジェクトを進めており、そのプロジェクトが成功するよう恵自身も事件の風化を願っているようす。
2.16年前の事件で、葵の父・康男が逮捕されるきっかけとなった目撃証言をしていた
16年前、不破玲殺害の事件現場近くで葵の父親がいるのを目撃しました。ただ、目撃したのが事件時刻か遺体発見時刻かはあやふやだったといいます。しかし、父の尾藤誠から事件時刻にみたということにしろと言われ、父を信じてそう証言をしてしまいます。
3.父親が議員の間宮奈緒に賄賂を贈っていた
“セキュリティ特区構想”は国会議員の間宮奈緒とともに進めているプロジェクトです。
16年前、父親の尾藤誠は、当時市議会議員だった間宮に賄賂を贈っており、癒着関係があったことがわかりました。
尾藤誠は梅崎殺しで逮捕され、間宮は賄賂がバレて辞任。尾藤は獄中で自殺してしまうので、尾藤は賄賂の件だけでなく16年前の事件にも関わっていそうですね。
4.特殊詐欺組織のルーム(かけ子が詐欺の電話をする部屋)として使われていた物件の所有者だった。
以前は「とばり児童学園」という児童養護施設として使われていた跡地は、特殊詐欺組織のルームになっていました。葵たち刑事が突入しかけ子を一斉摘発しましたが、後に、その物件の所有者が恵であることが発覚します。これは、元々は父・誠がこの物件を所有しており、誠が亡くなり相続したことで恵名義になったようです。恵は誠から詳しいことは聞いていないそうで、誠が特殊詐欺組織と交流があったかは分からないということでした。
5.映画の制作をするきっかけとなったのは、恵が実行委員の友達から頼まれたから。
Hulu限定の話で明らかになりましたが、そもそも映画を制作することになったのは、恵が実行委員の友達から「文化祭の出し物が足りなくて困っているから、映像研究部もたまには力を貸して」と言われたことがきっかけです。
ある程度、内容の候補が決まったときに、企画書を実行委員に見せに言ったのも恵です。そのときの実行委員の返答は「やっぱりサスペンスが面白い」でした。
6.BITOコーポレーションのプロジェクトで町のいたるところに防犯カメラを設置した。
父親が特殊詐欺組織と交流があったのかわからず、父親がどのくらい犯罪に加担しているか不安に思っていた恵は、葵から「恵だけは父親のことを信じてあげればいい」と言われました。恵はその言葉を聞き、町の安全のために町のいたるところに防犯カメラを設置することに決めました。
●気になるポイント
【2話】
1.映画のシナリオを読んでいるのは「ごく限られた人間だけ」と発言
“ごく限られた人間”という言い方に少しひっかかりました。映像研の仲間だけとかそういう言い方じゃないところを考えると、他に読んでいる人間がいるのを知っているような感じに聞こえます。
(後に文化祭実行委員に、内容の確認のため見せていたことが明かされます)
【7.5話】
2.実行委員の返答「やっぱりに」違和感を覚えない。
不破が、当時のやりとりを思い出し、葵たちに説明すると、葵は実行委員が“やっぱり”と言ったことに違和感を感じたようですが、恵は何がおかしいのかわかっていないようすでした。そのため、恵はその実行委員が“以前にもシナリオの内容を見ていた、もしくは聞いていた”ことを知っているのではないかと思います。上の「ごく限られた人間だけ」という発言にもつながりますね。
3.父の葬儀の芳名録にあった「井出尚哉という人物が思い出せなくて気になっていた」と発言。
不破から、井出尚哉について覚えていないかと聞かれたときに、芳名録を出して上の内容の発言をしていました。芳名録では、故人の関係者のところにチェックがされていましたので、これだけだと恵が知らなくてもおかしくないですが、井出は文化祭実行委員だったため、実行委員と交流があった恵とは面識がありそうな気がします。
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真犯人が明かされ、恵が犯人ではないとわかりましたが、そうなるとこのドラマで恵は非常にかわいそうな立場だったと感じます。
親を信じて嘘の証言をさせられたことで事件に巻き込まれ、それがきっかけで娘は誘拐され、親は自殺。
友達も事件の加害者や被害者が混ざっているとなると、かなりつらい状況なのではないでしょうか。
文化祭実行委員に友達がいるということだったので、そこから井出の情報が明かされたりするのかと思いましたがそういったことはありませんでした。
また、井出が恵の父親の葬儀に来ていたのはなぜなのでしょうか。
ビー玉を落として、自分が犯人だと思わせたかったということですかね。
飛鳥桃(演:織田梨沙)
映像研究部の仲間。高校時代は生徒会長や映像研究部の部長を務めていた。
現在は校外で隠居を始めた母親に代わり洋食店の店主を務めている。町民からよく頼られる存在。
葵が町を出ていったあと、葵の家の掃除をしてくれていた。
〇わかっていること
1.失踪していた母親が、葵の実家の庭から白骨化した状態で発見される。
桃の母親は、16年前に何も言わずに急に出て行ってしまい、桃は誰にも相談できず“隠居した”ということにしていました。桃はずっと母親に捨てられたと思っていましたが、葵の実家の庭から掘り起こされた白骨遺体の1人が母親であると判明し、16年前に殺害されていたことを知ります。
2.町民からよく頼られ、望野町の“駆け込み寺”のような存在になっている。
桃は、自身の店で“おなかを空かせた子は無料”と大々的に宣伝しています。
16年前に母が消え、捨てられたと思った桃。人に相談できず今まで一人で耐え抜いてきました。同じように誰かがつらいとき、誰も一人にならないように駆け込み寺を作ったそうです。問題を解決することは出来なくても一人じゃないと思ってもらいたかったとのことでした。
3.不破と葵がやりとりしていた暗号を知っていた。
葵と不破が桃の店で暗号について話しているとき、外から桃が戻ってきました。扉を開けた拍子に落ちてしまった暗号の書かれているメモを拾ったとき、向きをそろえていました。
暗号は数字や記号がいろいろな向きで使われており、一見してどちらの向きで見ればいいのかわかりません。向きを正しくそろえた桃のようすから葵は桃が暗号の読み方を知っていると気づきます。葵がそれについて聞くと、高校時代、不破と葵が暗号でやり取りしているのを見て、2人の世界があるとは思いつつも気になって自力で解読したとのことでした。
4.連続殺人の被害者・和田瑠璃が最後に電話した相手が桃
和田瑠璃は、桃の店の常連で桃とも仲が良かったようです。事件の前にも瑠璃が桃に電話したことがわかっています。しかし、瑠璃について事情聴取を受けた桃は、瑠璃のことは「よく知らない」と答えていました。電話の内容については、「配達できるメニューの問い合わせ」だったとのこと。その後、桃の店のアルバイト従業員の話から、桃と瑠璃は親しかったことがわかり、疑いの目を向けられます。
しかし、瑠璃と親しいのを隠していたのには理由がありました。瑠璃は、暴力をふるう彼氏から逃げてきて桃に相談をしており、それを知った瑠璃の彼氏が桃の店に押しかけ暴れ、「警察に一言でもしゃべったら殺す」と脅されていたようです。そのため隠していたそう。
納得できる気もしますが、電話の内容が本当のことかはわかりません。事件の前にわざわざ電話してきたなら、“誰かと会う”とか別の内容ではないかと思います。もしそうなら、それを隠しているのも怪しいですね。
5.知り合いを誘って自警団を結成した。
自分達にも何かできることはないかと店のアルバイトの子と考え、昔の葵の父を見習って夜道の巡回をすることにしました。ある夜、女子高生たちを家まで送っているときに黒のパーカーでフードを被った不審な人物につけられています。
6.葵を電話で呼び出し、ロープで後ろから首を絞める。真犯人だと判明!(9話)
9話のラストシーンで、桃が真犯人だったと判明しました!
首を絞めながら「だ~れだ!」と笑う桃からは狂気を感じました。桃は葵に対して「やっと向き合える」と言っており、葵に自分の犯行だと気づいてほしかったように感じます。
7.不破のシナリオを読んで殺人欲求がわき上がった。
主人公は葵をあて書きして書いたと聞いた桃は、シナリオの終盤で主人公が首を絞められるシーンを読んでから、葵の苦しむ顔が頭から離れなくなって、やってみたいと思ったようです。
しかし、葵は親友だから殺せないといって、葵の面影が少しでもある子をターゲットにして殺していたそう。
8.井出が自分に恩義を感じているのを利用し、協力してもらっていた。
自分を虐待していた母親を殺害しどう処分しようか考えていると、たまたまやってきた井出に遺体を葵の実家の庭に埋めてもらいます。他にも、シナリオの続きを書かせたり、通報のメールを送らせたり、アリバイ工作をさせたりなど協力してもらっていました。
9.葵の父親が犯人だと疑われるように仕向けた。
父親が殺人の容疑で疑われるようなことがあれば、葵は見たこともない表情を見せてくれるかもしれないという思いから、葵の家からロープを持ち出し現場に置いてきたそうです。
10.井出に不破のシナリオに書き足しさせていた。
桃の家から書き足されたシナリオが出てきましたが、書いていたのは井出で、書いたものを届けさせていたそうです。
11.高校生のとき、一人でいる井出に声をかけた。
親に見捨てられ、施設ではいじめられ、どこにも居場所がない井出に、桃は食事も与えたりお互いの境遇を話したりしていました。井出にとって桃は自分を救ってくれた大事な人でした。
12.葵との約束とは何?
桃が真犯人として葵の前に現れたとき、桃は葵に対して「葵最低だね。破ったでしょ。私との約束」と言っていました。
桃の言う葵とした約束とは、『望野町で葵を殺す』ということだったそうです。
—————
真犯人は桃でしたね!
笑いながら「だ~れだ」と言っているのが桃だとわかったときは、今までの「いい人」という感じの桃とはまるで違うようすでゾワゾワっとしました。
まさか桃がこんなにサイコパスだったなんて驚きました。
16年前にしたという約束も『葵を殺すこと』だなんて恐ろしすぎます。
不破もたまたまシナリオが桃の心にヒットしてしまったばっかりに、自分の作品を汚され、そのシナリオ通りに妹を殺害され、言葉にできない程苦しんだろうと思います。
桃が改心することはなさそうに感じますね。
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天草勇樹(演:森永 悠希)
映像研究部の仲間。現在はタクシー運転手。
仲間思いで、葵が16年前の事件を追っていることを知り協力する。
〇わかっていること
1.映画のシナリオについて警察に伏せる
不破の書いた映画のシナリオと16年前の事件は口にビー玉が入れられるという点が共通していました。
事件にビー玉が使われているのを知ったとき、警察に言うか、桃、恵とともに悩んだようですが、すでに犯人が捕まっていたこともあって伝えるのはやめようと決めたのは天草でした。天草は今更伝えても不破がさらに傷つくだけと不破を思っての行動だと話しています。
2.映画のシナリオには天草の意見が入っている。
主人公ともう一人の登場人物が、ずっと一緒にいようの意味を込めて指切りをすることを提案していました。シナリオには指切りとともに「約束だよ」「約束」というセリフが書かれています。このドラマのタイトルも約束ですし、このシーンは重要な意味がありそうですね。連続殺人事件の被害者の遺体も、右手が指切りをするときの形にされていることが判明します。
3.葵のことが好きだった。
高校時代から葵のことが好きだったようで、今でもタクシーのダッシュボードの中に高校自体の葵の写真を入れています。香坂が無理やりタクシーの中を探り、葵にも写真を持っていることがバレてしまいました。
天草は、この葵の写真がきっかけでカメラマンになりたいと思ったそう。葵が好きで、ずっと一緒にいたいと思った天草は、5年前には葵が当時住んでいた神田橋にも住んでいました。
4.望野町で起きている空き巣事件や、特殊詐欺事件に関わっている。
高校卒業後、地元を離れカメラマンを目指していた天草は、お金に困ったときに写真関係の知り合いからアルバイトを紹介してもらいましたが、それが詐欺だと気づいたのは報酬を受け取ったあとだったそう。それから、組織から抜け出せなくなり、4年前に望野町に逃げてきましたが、結局見つかってしまい、かけ子や空き巣犯の送迎をさせられていたようです。
天草のタクシーから殺害された和田瑠璃の飛ばし携帯が出てきましたが、瑠璃もかけ子の一人でルームから逃げてきたため組織に返しておいて欲しいと渡されたそう。
5.和田瑠璃が殺害された夜はルームにいた。
「かけ子たちに聞けばわかる」と言っているので、事実の可能性が高いと思います。
和田瑠璃が殺害され、組織が殺人事件に関わっているのかもしれないとずっと気になって恐怖を感じていたそう。瑠璃が殺害された場所の現場検証がされているとき、眉間にしわを寄せ深刻そうな表情を浮かべ見つめていました。これは、組織が殺人事件に関わっているかもと不安に感じていたということだったと考えられますね。天草は、殺人については「本当に何も知らない。信じてほしい」と涙を浮かべながら話しています。
6.5年前、香坂の後輩が尾行していた相手は天草
5年前、香坂は警視庁捜査二課で特殊詐欺組織の捜査をしており、後輩の麻生剛を自分の考えたおとり捜査で亡くしていました。現場検証の際、麻生が尾行していたと思われる相手の飛ばし携帯が残されており、それに残っていた指紋と天草の指紋が一致。麻生が尾行していた相手は天草だと考えられています。
麻生は刺されて亡くなってしまいますが、その前に、詐欺組織と思われる人物が麻生の後ろから「誰だ」と声をかけています。その人物は天草でしたが、その時は“誰かに見られた”ということだけ報告し、あとは上の人間に任せたため、その刑事が刺されたと知ったのはニュースの報道でだったそうです。組織が殺人に関わっているのではないかと思ったそうですが、下っ端の自分にはどうしようもないため、関係ないと思い込むしかなかったとのことでした。
7.現在は反省して捜査に協力している
詐欺の容疑で逮捕されましたが、現在は反省し捜査に協力しているそうです。
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天草は葵の写真をもっていたり、葵の家の近くに住んでいたりと怪しませるような行動が多かったですが、単純に葵が好きだったということですね。
天草も元々は何も知らされず犯罪に加担してしまって、足を洗えなくなってしまったというのが悲しいなと思います。
現在は捕まって反省しているということですし、もう組織と関わらずに済むと安心しているかもしれませんね。
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有村毅(演:杉本哲太)
警視庁本部・刑事部長。16年前、望野警察署の署長として、連続殺人事件の捜査を指揮していた。
元部下だった香坂に、葵の監視を命じる。
〇わかっていること
1.16年前、事件の捜査を指揮していた。
現在は刑事部長となって警視庁本部にいますが、16年前は望野署の署長をしており連続殺人事件の指揮をしていました。
2.尾藤誠の遺品をとりに貸倉庫に行っている
尾藤の自宅と会社に、警視庁の人間が捜査の一環だと尾藤の遺品を回収しに来ます。
一条は、“有村が自分と尾藤のつながりの証拠がないかと確認するため”にさせていることだと感じ、遺品は貸倉庫にもあると嘘の情報を流しました。
誰かが来たら連絡をするようにと詳しいことは伝えず夏目を張り込ませたところ、やってきたのが有村でした。
3.息子が特殊詐欺組織の幹部だった!
麻生を殺害したのはハルクと呼ばれている人物で、有村の息子・有村潤でした。
有村は、息子が特殊詐欺組織の幹部だと知っていたため、ルームへの突入時には夏目を使って阻止しようとしたようです。麻生を殺害した犯人も息子で、有村もそれを知った上で自分の保身のために息子をかばっています。
そして、犯人逮捕に熱を上げる香坂を左遷させ、なおかつ監視するため自分の息のかかった望野署へ飛ばしました。
4.有村は尾藤誠を操れる立場だった。
尾藤誠に娘の恵に速水康男を目撃した時刻をでっちあげさせたのは有村でした。
有村は人の上に立つことが望みであり、16年前、望野署の署長をしていたとき、上層部から「連続殺人事件を早く解決させられれば昇進させられる」と言われ、解決を急いだようです。
有村は、尾藤誠が複数人に賄賂を贈っていることを知り、それを弱みとして尾藤誠に「娘の目撃証言を実際の殺害時刻と合わせ、夜9時前だと正確に証言させろ」と命令しました。
5.息子の逃走をほう助している
香坂と夏目がハルクに任意同行をするため追っているとき、逃走したハルクを車に乗せ、逃走をほう助しました。その際、息子は「助かるわ。いつも悪いね」と言っており、過去にも息子が捕まらないように手を貸していたことがわかります。
過去に息子に手を貸したのは、息子が麻生刑事を殺害したときです。組織を抜け足を洗うことを条件に手を貸したとのことでした。
6.息子を殺して自分も後を追おうとする
息子の逃走をほう助し有村は、警察に捕まる前に、息子に今まで犯した犯罪の証拠をすべて出させ、内容も聞き手帳に書き残します。息子には燃やして証拠を隠滅すると言って証拠などを出させたようですが、実際にはそれを残すことで息子の罪を明らかにさせ、2人で死ぬことでケジメをつけようとしました。「たとえ息子だろうと人を殺した相手を庇うなんてどうかしてた」と今になってようやく悔やむ気持ちが生まれたそうです。息子に銃を向けている途中で、香坂と夏目がやってきて「ケジメとは罪と向き合い被害者と向き合うこと」だと言われ、銃をおろしました。
7.尾藤恵に謝罪する
・自分が尾藤誠が複数人に賄賂を贈っていることを知り、尾藤の弱みとして利用してきたこと
・16年前の事件の際、恵の目撃証言を改ざんさせるように尾藤誠に言ったこと
・息子も尾藤の弱みを利用し、尾藤を脅し防犯カメラの証拠を消させたり物件を提供させたりしていたこと
・息子が尾藤に「自分たちのことが警察に知られたら娘を殺す」と脅し、それが誠をさらに追い込んだこと
これらを「すべては私と息子の責任」と言い恵に謝罪しました。
8.葵の父・康男が葵宛に書いた手紙を持っていた。
有村は留置所に残されていた手紙を、今までずっと保管していたそうです。
捨てずにずっと持ってくれていたのは、康男を無理やり犯人に仕立て上げた罪悪感があったからかもしれません
—————
有村は最初から何か隠している感じがしていましたが、自分の昇進のために目撃証言を改ざんさせたことや息子の罪を隠ぺいしたことを隠していたのですね。
隠ぺいは悪いことですし、香坂に有村の罪を暴かれたときのようすからは、自分の保身のためなら何でもするような印象でしたが、根っからの悪ではなくよかったです。
捕まったことで改心して、今後は正しく生きていってほしいです。
香坂慧(演:横山裕)
大学院で犯罪心理学を専攻し、プロファイリングに精通している。
望野署の刑事。以前は、警視庁本部で勤務していた。バディでありながら、葵を疑い監視する。
〇わかっていること
1.有村が事件の再捜査を拒んでいることを確信している
一条の今までの話を聞き、香坂は16年前の事件の再捜査を拒んでいるのは有村だと確信します。
一条が逮捕され、「一条が康男に自白を強要していた」と説明しているのをみた香坂は、有村の元へ行き有村のしたことや有村のすべてが間違っていることを「すべて明らかにする」と宣言しに行きました。
2.一条から葵のことを頼まれる
はじめは葵のことを疑っていた香坂ですが、葵の事件に対する真剣なようすや、葵の父親が犯人に仕立てられたことを知り、葵の味方をするようになります。
一条が逮捕される前に「葵のことを頼む」と言われたときは、「はい」としっかり思いを受けとったようなようすでした。
3.人に信じてもらいたくて刑事になった
葵になぜ刑事になったのか聞かれた香坂は、刑事になった理由を上のように答えました。
知識だけで人を動かすのは限界があったため、人に信じてもらえて、人を救えるだけの力が欲しかったそう。しかし、「それは使い方を誤れば人の人生をも壊しかねない」と後悔をにじませるように話していました。
4.5年前は警視庁捜査二課にいた。
香坂は5年前、捜査二課で特殊詐欺事件の捜査をしていました。当時、矢吹・有村も同じ課におり、有村が課長でした。
5.5年前、自分の考えた「おとり捜査」で後輩を亡くしている。
特殊詐欺組織を壊滅させるためには“組織の内部に潜入する必要がある”とおとり捜査を提案。しかし、おとり捜査は認められていないので、指示薬にたどり着いた経緯を伏せて報告してほしいと有村にお願いします。有村はそれを認めず、香坂も引き下がりますが、話を聞いていた後輩の麻生剛が勝手に一人でおとり捜査を行ってしまいます。その結果、麻生は刺されて亡くなり、全ての責任を香坂が取る形で望野署に左遷されてきました。
6.麻生の死の真相を明らかにしたいと思っている。
「“麻生を殺したのは誰か”、これは自分が全てをかけてでも追う真実」だと話しています。
天草が麻生を刺した犯人かもしれないとわかったとき(実際は違った)には、普段は冷静な香坂が感情をむき出しにして、「お前が殺ったのか!」と詰めよるほどでした。
7.16年前の事件解決後、本部に戻ることになる。
はじめは、インテリで個人プレイが多いタイプなのかと思いましたが、終盤、葵とはとてもバランスのいいバディだったと思います。本部に戻れることについて「チームに助けられた」と話していますし、葵のことも本部に来ないかと誘っていて、チームで動くことの力の大きさを知ったように感じます。
香坂のプロファイリングにより、16年前の連続殺人事件の犯人像が浮かび話が進んでいきました。
香坂は、早い段階から犯行はシリアルキラーによるものだと予想していましたが、桃は完全なシリアルキラーでしたし、香坂のプロファイリングが的中しています。
葵とのバディがいいコンビだったので、また続編などで2人が協力し合って事件を解決していく話が見れたらいいなと思っています。
香坂のプロファイルによる犯人像
6話では、香坂が犯人について心理学の観点からプロファイルしていました。
その犯人像をまとめます。
《香坂による犯人像》
・自己統制力が弱いか、承認欲求が高い
・秩序型のシリアルキラー
・高い知能を持ち、言葉巧みに人を操る
・社会的役割があり、社交的
・二面性を持ち、完璧主義
【約束16年目の真実】キーパーソン⁉その他の登場人物
真犯人は上記の8人の中にいるのではないかと思いますが、物語のキーパーソンになりそうな登場人物は他にもいます。
間宮奈緒(演:山田キヌヲ)
16年前は、望野町の市議会議員で、現在は国会議員。
恵の父親・尾藤誠と共に、望野町の“セキュリティ特区構想”実現を目指している。
16年前、望野町の市議会議員だったことから、町で大きな問題が起きればその対応をしていたと考えられます。
何か、町で隠さなければならないことが起きたとすれば隠ぺいを手伝ったりしていそうですね。
【4話で判明】
16年前、間宮は尾藤から賄賂を受け取っていました。それが明らかになり国会議員を辞職することになりました。
梅崎若菜(演:向里祐香)
望野町に観光で訪れていた謎の女性。
この女性は、始めは観光で望野町にきていた女性という扱いでしたが、ビー玉を口に詰められて殺害されているのが発見され、その後身元が明かされました。
・警察や企業の失態や不祥事を暴くタイプのフリーライター
・望野町の16年前の連続殺人事件について調べていた。
・1話で失踪した女子高生に話しかけていたのもこの人の可能性が濃厚。(女子高生の証言による)
・不破とは不破がフリーライターをしている時に出会って、不破に16年前の事件が冤罪の可能性があると伝えている。
・殺害された日は、別の事件(BITOコーポレーション賄賂の件)で追っていた人物が、望野町の連続殺人事件に関与している可能性があるとわかり、その人(尾藤誠)に会うため望野町へやってきていた。
【4話】
梅崎を殺害した犯人は尾藤誠!
計画して殺害されたわけではなく、事故のようなものでした。
梅崎は、尾藤を呼び出し、BITOコーポレーションの賄賂の件や、16年前に事件で娘の恵が目撃証言をしていることなどについてしつこく質問を投げかけました。尾藤は腕を上げて梅崎を振り払ったところで梅崎が倒れ、頭を打ちそのまま死んでしまいました。
尾藤に話を聞きに行ったとき、梅崎は“尾藤が賄賂を贈った相手”は速水康男だと思っていました。
本当は、尾藤は間宮に賄賂を贈っています。
本来なら賄賂の領収書は康男が持っているはずがないものですが、16年前、康男は「BITOコーポレーションをよく知る人物から聞いた」と領収書を持って尾藤の前に現れています。
梅崎が話を聞いたのは、康男が領収書を持っていると知っている人物、つまり康男が尾藤に話していたBITOコーポレーションをよく知る人物ではないでしょうか。
それが、梅崎が16年前の事件の話を聞いたという捜査関係者と同じ人物なのか別の人物なのかはわかりませんが、捜査関係者と同一人物だとすると、警察とBITOコーポレーションもつながっている感じがしますね。
間宮が持っているはずの領収書を康男が手にできた理由も気になります。
賄賂の領収書なんて人に見られないようにするのではないでしょうか。
井出尚哉(演:森優作)
望野町にある雑貨屋の店主。
雰囲気が怪しすぎる雑貨屋の店主です。
犯人候補ではないですが、怪しすぎるので気になるポイントをまとめます。
【1話】
1.ビー玉という言葉に反応する
梅崎が望野町へ来たとき、井出の雑貨屋へ来て「ビー玉ありませんか」と尋ねています。そう尋ねられた時、井出はビー玉という言葉に反応を示すも無視して本を読み始めてしまいます。その後、あきらめて帰る梅崎をこっそり見つめていたり、梅崎が殺害された場所の近くにいたり、何かと怪しく描かれています。
【5話】
2.尾藤誠の葬儀場で不破とぶつかりビー玉を1つ落として去っていく
葬儀場にいたということは、尾藤やBITOコーポレーションとつながりがある人なのでしょうか。ビー玉を落としたのも気になりますね。わざとかな?普通、大人が理由なくビー玉持ち歩かないですよね?落としたのがわざとなら、不破にぶつかったのもわざとでしょうか。ビー玉を落とすことで、自分が事件に関する人間だと思わせ、桃に疑惑の目が向かないようにさせたかったのかもしれません。
【6話】
3.和田瑠璃の殺害現場に来る
警察が和田瑠璃の現場検証をしているとき、殺害現場に向かって手を合わせていました。
そして、葵と香坂が現場にやってきたタイミングで「このままじゃまた死ぬ」とつぶやき去っていきました。
4.高校時代、葵たちの高校で文化祭実行委員をしていた
不破が、映像研のメンバー以外にもシナリオを読んだ人物がいないか調べていましたが、井出は文化祭の実行委員をしており読んだ可能性があるようでした。不破は井出の住所を調べ、たどり着いたのが児童養護施設である「とばり児童学園」です。しかし、そこはすでに閉鎖されていました。
【8話】
5.不破のシナリオを読んでいた。
6話ではまだ読んだか明らかになっていませんでしたが、8話で、不破が井出を訪ねシナリオを読んだか聞くと「悪くはなかった。書いた意味あったな」という発言をしており読んでいたことがわかりました。また、不破と話し、不破のことを不破玲の兄だと気づいたようでした。
6.右手で左肩辺りをかくような癖がある
葵をつけていた人物も、桃たちが女子高生を送り届けていたときにつけてきた人物もどちらも右手で左肩をかいていました。また、つけていた人物がきていた黒のパーカーは、井出雑貨店の奥の部屋から同じようなパーカーが見つかっています。
7.井出雑貨店の奥の部屋に連続殺人事件に関するものがある。
葵が、井出雑貨店の中に入っていくと、壁には連続殺人事件に関する新聞の切り抜きがあちこちに貼られ、奥の部屋には黒のパーカーやロープ、ビー玉、葵の残した暗号のメモなど犯人と思われるようなものが置かれています。康男が犯行を自供したという新聞の記事には黒い字で「悪魔」と書かれており、裏には赤い字で「犠牲」と書かれていました。
モニターも複数あり、シナリオが映し出されているものや、葵が「16年前の事件が冤罪の可能性もある」と報道陣に答えている映像が映し出されているものもありました。葵は、この部屋を見て何かに気づいたようすで、この男に弄ばれていると感じたようです。
8.望野署へ自首しに行く
「自首しに来たんですけど」と自ら望野署に訪れます。何をしたのかと聞かれると「殺人です。何人だったっけな」と連続殺人事件の犯人だというような返答をしていました。
【8.5話】
9.不破が捨てた映画の企画書のメモを拾っていた!
Hulu限定の7.5話で、不破が“映画の内容が書かれている企画書のメモ”を桃の店のごみ箱に捨てたのですが、それを取りに来る人物がいました。7.5話では誰だかわかりませんでしたが、8.5話でそれが井出尚哉だったことが明かされました。
【9話】
10.井出雑貨店の庭から遺体が発見される
「あなたは犯人ではない」と香坂に言われ焦った井出は、自分の家に遺体があることをほのめかします。
自分が犯人だと納得させるための材料だったようですが、葵は事件現場周辺のようすから、井出が疑われることなく女性をここまで連れてくるのは不可能と、井出が犯人でない思いを強くします。
11.わざと事件現場から出て行く姿を目撃されるようにした
和田瑠璃が殺害された現場から、白い手袋でロープを持ち黒いパーカーのフードをかぶった男が目撃されており、これは井出だと考えられています。葵は、目撃者が日課のジョギングのため毎日同じ時間に同じルートを通っていることを聞き、井出は自分が犯人だと思わせるためにわざと目撃されるように仕向けたのだと推理しました。そのため、井出は真犯人の桃のことを庇っていると考えられています。
【最終話】
12.桃をかばっている。
事件の一年位前、親に見捨てられ、施設ではいじめられ、どこにも居場所がない井出に桃は話しかけてくれたそうです。それ以来何度も食事をくれて、互いに親からの虐待の話とかして、店にも時々行くようになって。桃はこの世界に井出の居場所を作ってくれました。そのため、桃が困っているなら「俺が救わなきゃ」と思ったそう。桃の犯行をかばい続けた井出は、捕まれば桃は死刑になると思います。桃に生きて笑っていてほしくて、自分が全ての罪をかぶってでも彼女を守ろういう覚悟だったようです。
“真犯人でなければ不自然”なほどに事件に関するものが井出雑貨店からは出てきました。
しかし、井出は真犯人ではなく真犯人である桃をかばっていました。
桃には捕まってほしくないと思っていたようですが、葵に向けて「このままじゃまた死ぬ」とつぶやいていますし、犯行を続ける桃を良しとはしていなかったのではないかと思います。
桃のサイコパスっぷりは理解できませんでしたが、井出が桃に協力していた気持ちは少し理解できます。
井出のしたことも許されることではありませんが、はじめて井出に人間味を感じました。
↓↓↓怪しすぎた雑貨屋店主はやはり重要人物でした!【約束16年目の真実】井出尚哉は犯人じゃない⁉真犯人とのつながりまとめ!
尾藤誠(演:井上肇)
恵の父親でITセキュリティ会社“BITOコーポレーション”の社長。
望野町で進めているプロジェクト”セキュリティ特区構想”の実現に尽力している。
16年前の事件の真実を隠していた側の人間でした。
尾藤誠のポイントは、16年前の連続殺人事件と、BITOコーポレーションの賄賂事件に関わっていること、
そして、特殊詐欺組織に物件を提供していたことです。
《16年前の連続殺人事件との関わり》
・16年前の不破玲が殺害された日の夜、娘の恵が葵の父・速水康男を殺害現場近くで目撃。
・恵は目撃した時間は覚えていなかったが、誠が恵に“事件発生時刻に見た”ことにして証言するよう指示。
・その証言が康男逮捕の決め手になった。
・恵に証言させるよう誠に指示したのは有村。
《BITOコーポレーションの賄賂について》
・16年前、事業を大きくするためか、当時望野町の市議会議員だった間宮に賄賂を贈っていた。
・それを、“BITOコーポレーションに詳しい人物”から聞いたと速水康男に知られており、賄賂の証拠となる領収書まで預かられてしまっている。
・康男は自治会長をしており、プライバシーの観点からBITOコーポレーションが進めていた町に防犯カメラを取り付けるというのを反対していた。
・賄賂の事実を知ったことでやはり容認できないという流れになった。
BITOコーポレーションの賄賂について、梅崎が話を聞きにやってきます。
梅崎は、
・「防犯カメラの設置を拒んでいた康男が邪魔で、娘に噓の証言をさせ康男を連続殺人事件の犯人に仕立て上げたのではないか」
・もしくは、「実際は尾藤が殺人事件の犯人で康男に罪を着せたのではないか」
と詰め寄り、尾藤は梅崎を振り払おうとしたところ、倒れた梅崎が頭を打ち死亡してしまいました。
尾藤は梅崎殺しの犯人として逮捕されますが、その後、獄中で自殺してしまいます。
《特殊詐欺組織に物件を提供》
特殊詐欺組織がルームとして使っていた物件の所有者は尾藤恵でしたが、これは誠が亡き後、相続により恵名義になっただけで、元は誠の所有していたものです。尾藤誠は、有村の息子である有村潤にも弱みを握られ、物件を提供させられていました。
夏目泰雅(演:樋口幸平)
望野署の刑事。葵や香坂の同僚。
上昇志向があり、警視庁本部にいた経歴を持つ、優秀な香坂を尊敬している。
上層志向が強く、6話辺りまでは長い者には巻かれるタイプの人間に見えました。
そのため、5話では一条の命令を無視し、尾藤の遺品があると聞いてやってきた有村のことを報告しませんでした。
貸倉庫の近くで張り込んでいた車に有村を招き、有村から「君の判断に感謝する」と握手を求められると、最初はためらうような表情でしたが、最終的には有村の手をとってほほえむ夏目。
その後は、有村側について望野署での動きを報告しているようで、7話でもルームに突入しようとしていることを有村に報告。
止めるよう命令されますが、香坂から「お前思う悪はなんだ」と言われたことを思い出し、有村の命令よりも人命を優先させる判断をします。
なんとなく、夏目が怪しく有村の駒として使われているのではないかと思いましたが、7話でのようすを見ると素直なだけの人なのかなと感じました。
終盤は、頼れる後輩刑事という感じで「自分の思う悪」を意識してからすごく成長していったように見えました。
ただ、5話で貸倉庫には誰も来なかったと報告したとき「16年前に尾藤とやりとりした証拠なんて残ってると思うか」と知らないはずの情報を話していたことが、今も気になっています。
夏目は一条から何も知らされず倉庫前にいるように言われていただけなので、「尾藤とやりとりした証拠」というのは有村から聞いて知った話だと思うのですが、そんなに重要な話を、有村が何も知らない若い刑事にいきなり話すのかと疑問です。
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和田瑠璃(演:原田えりか)
梅崎の次に殺害された連続殺人事件の被害者。遺体の口にビー玉が詰められている。18歳。
半年前に、暴力をふるう彼氏から逃げて、お金も荷物も何もない状態で望野町にやってきました。
そのため桃の店によく来るようになったそう。
特殊詐欺組織のかけ子でもあり、天草とも面識があります。
天草の話によると、詐欺の罪悪感に耐えられずルームを抜け出しており、「返しておいて欲しい」と天草に飛ばし携帯を預けています。
死亡推定時刻は、5月1日午後8時~10時。
殺害される1か月ほど前に、彼氏に見つかってしまったと桃に伝えに来ていました。
警察に連絡しようと言う桃に、「それだけは絶対にやめて!誰にも言わないで!」と相当おびえているようすでした。
瑠璃の彼氏は、葛城良平。傷害罪で以前にも逮捕されたことがある人物です。
葛城は、瑠璃が殺害された当日のアリバイはあり、犯人ではありません。
矢吹浩太郎(演:永岡佑)
一条の後任として警視庁捜査一課から望野署へやってきた。
連続殺人事件捜査本部長も兼務する。
和田瑠璃を殺害した犯人は16年前の連続殺人事件の犯人と同一犯の可能性が高いとマスコミに話しており、速水康男は冤罪だった可能性も視野に入れて捜査していくと宣言しています。
過去には捜査二課で、香坂や有村とともに特殊詐欺組織の捜査をしていました。
16年前の事件解決後は、香坂とともに本部に戻ることになりました。
麻生剛(演:小林虎之助)
香坂の捜査二課での後輩。
過去に祖母が振り込め詐欺にあい、祖母は大金をだまし取られていました。
そのため、麻生は詐欺組織を撲滅させるために刑事になったそう。
勝手に一人でおとり捜査を始め、有村潤に腹部を刺され亡くなってしまいます。
有村潤(演:奥野壮)
通称:ハルク。特殊詐欺組織の幹部で有村刑事部長の息子。
麻生剛を殺害した犯人。
殺すつもりはなく、脅そうとしたら襲い掛かってきたため殺害してしまったとのことでした。
その時は、父である有村に「反省している。人生やり直させてくれ」と懇願し、組織を抜け足を洗うことを条件に助けてもらいましたが、その後も組織を抜けず詐欺行為を繰り返していました。
尾藤誠が賄賂を贈っていることを知り、それを弱みとして物件を提供させたり、防犯カメラの証拠を消させたりしていました。
尾藤が逮捕される直前に接触した際、尾藤が逮捕される可能性があると知った潤は「自分たちのことが警察に知られたら娘を殺す」と脅し、尾藤誠が自殺するほど追い込みました。
↓↓↓真相の解明のヒントかもしれない【約束 16年目の真実】各話のナレーションをこちらでご紹介しています!
【約束16年目の真実】作中で登場する事件まとめ
『約束~16年目の真実~』では大きく分けて4つの事件が登場します。
16年前の「望野町女性連続殺人事件」
本作で「16年前の事件」というのは、16年前に望野町で起きた女性連続殺人事件のことです。
16年前の2008年に2週連続で若い女性が殺害され、犯人として葵の父・速水康男が逮捕されたことで事件は止まり、解決したと思われていました。
しかし、速水康男の逮捕は冤罪だった可能性があることから再捜査が進められると、事件は現在まで続いていることがわかりました。
●7人の被害者
1人目:山名恵里香(21歳)
フリーターで当時は家出中。
殺害時期:2008年7月23日夜10時頃(16年前)。場所:望野町
死因:首を絞められたことによる窒息死
口にビー玉が詰められていた。
2人目:不破玲(16歳)
不破翔の妹。事件日の夜、葵が玲に家出しようとするのを止めていたので家出の最中だった?
殺害時期:2008年7月30日夜9時頃(16年前)。場所:望野町。
死因:首を絞められたことによる窒息死
口にビー玉が詰められていた。
3人目:飛鳥万里江(45歳)
飛鳥桃の母親。16年前、何も言わずに家を出て行っており、その後行方不明だった。
殺害時期:16年前。場所:望野町
死因:不明
ビー玉とともに葵の実家の庭に埋められていた。2024年に白骨化した状態で発見。
4人目:福田なつみ(26歳)
本人がSNSで自殺をほのめかす書き込みをしていたため事件性なしと判断されていた。
殺害時期:5年前。場所:神田橋
死因:不明
ビー玉とともに埋められていた。白骨化した状態で発見。
5人目:沼田晶子(28歳)
観光目的で望野町を訪れる。
殺害時期:4年前。場所:望野町
死因:不明
ビー玉とともに葵の実家の庭に埋められていた。2024年に白骨化した状態で発見。
6人目:斎藤梢(22歳)
観光目的で望野町を訪れる。
殺害時期:3年前。場所:望野町
死因:不明
ビー玉とともに葵の実家の庭に埋められていた。2024年に白骨化した状態で発見。
7人目:和田瑠璃(18歳)
半年前、暴力をふるう彼氏から逃げて望野町にやってきた。詐欺組織のかけ子。
殺害時期:2024年5月1日夜8時から10時。場所:望野町
死因:首を絞められたことによる窒息死
口にビー玉が詰められていた。
被害者は、いずれも、口にビー玉が詰められていたり、ビー玉とともに埋められている。
全員ショートヘア。
4人目の被害者は、神田橋で発見されたが、ビー玉と一緒に埋められていたことから、一連の連続殺人事件の被害者だとみられている。
梅崎若菜殺害事件
フリーライターの梅崎若菜の遺体が望野神社で口にビー玉が詰められた状態で発見。
16年前の連続殺人事件の模倣犯による犯行かと思われたが、真相は、梅崎に16年前の賄賂の真相を詰め寄られた尾藤誠が事故で殺害してしまったとのこと。
そのため、連続殺人事件とは無関係。
●口にビー玉が詰められていた理由
口にビー玉が詰められていたのは、梅崎の遺体を発見した不破が、16年前の事件と関係づけ、16年前の事件が再捜査されるよう仕向けるために行ったためです。
望野町連続空き巣事件
望野町では、空き巣事件が多発。
現行犯で捕まえた人物は初犯で、闇バイトに応募してやったとのこと。
他の空き巣も闇バイトで行われていると考えられる。
天草は、一度カメラマンを目指していたときに関わってしまった詐欺組織から逃げられず、空き巣の実行犯が逃げないように送迎をさせられていた。
また、空き巣だけでなく詐欺電話のかけ子も送迎させられていたことが判明。
殺害された和田瑠璃もかけ子の一人で、瑠璃のもっていた飛ばし携帯(架空の名義で契約された携帯電話)の契約者の名義は「シミズ マコト」。
かけ子が詐欺の電話をかける部屋(ルーム)は、「とばり児童学園」という児童養護施設の跡地にある物件で、その所有者は尾藤恵だと判明している。
5年前の特殊詐欺事件
5年前、香坂が警視庁捜査二課の刑事として捜査していた事件。
香坂は、特殊詐欺組織の上層部を捕まえるために、当時、捜査二課の課長だった有村におとり捜査を提案。
有村から却下され、香坂も引き下がるが、話を聞いていた後輩刑事・麻生剛が一人でおとり捜査を実行。
その結果、麻生は刺され死亡してしまう。
現場には、麻生が尾行していた人物が落としたと思われる飛ばし携帯が残されており、飛ばし携帯の名義は「シミズ マコト」。
望野町で殺害された和田瑠璃がもっていた飛ばし携帯の名義と一致しており、同じ特殊詐欺組織が関わっているとみられている。
また、その飛ばし携帯にのこっていた遺留指紋と天草の指紋が一致したことが明らかになった。
↓↓↓「約束 ~16年目の真実~」第1話の詳しいあらすじやネタバレ・伏線考察はこちら。
まとめ
「約束 ~16年目の真実~」第1話から最終話より、各登場人物についてわかってたことや気になるポイントをご紹介しました。
ついに完結し、事件の真相が明かされました!
まさかの犯行理由で桃のサイコパスっぷりに驚きました。
1話から最後までずっと面白かったです。
考察系のドラマは楽しいですね!
↓↓↓「約束 ~16年目の真実~」第2話の詳しいあらすじやネタバレ・伏線考察はこちら。
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