ユーミンストーリーズ『春よ、来い』第1話ネタバレ感想!不思議な力

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幅広い層に愛される松任谷由実さんのデビュー50周年記念に出版されたトリビュート小説「ユーミンストーリーズ」が2024年3月にNHK夜ドラにてドラマ化されました。

小説では6つのお話が収録されていますが、今回のドラマでは3つのお話がオムニバスとして3月4日から3週にわたって放送されています。

1つのお話は全4回の構成で、放送時間は毎週月曜日から木曜日まで22時45分から各話15分間です。

この記事では、3月18日に放送された第3週『春よ、来い』第1話のあらすじとネタバレ、視聴した感想をご紹介いたします。

この記事は、ユーミンストーリーズ『春よ、来い』第1話のネタバレをしています。
まだ見ていない方はご注意ください。

目次

NHK公式HPより、『春よ、来い』第1話のあらすじをご紹介いたします。

一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮﨑あおい)。会社勤めをしながら、誰のために使ったら良いのかをずっと考えていた。母は亡くなる前に、あなたはどうか間違わないで、と言い残した。同じく“あれ”の力を授かったと言い伝えられる衣笠家。雄大(池松壮亮)は、病気でペンションを休業していた父・充流(田中哲司)がようやく退院することになり、迎えに行く。充流は雄大に“あれ”をどう使うか決めたか?と尋ねる。

NHK公式HPより

少しファンタジー要素があるみたいですね!

松任谷由実さんの『春よ、来い』という歌は、今や音楽の教科書にも載っているそうで、誰もが聴いたことのある名曲ですよね。

この歌は、タイトル通り春を待つ歌です。

出会いと別れの季節である春。春が愛する人を連れ去ってしまい、月日の流れた今でも春に会えるのを待ち望んでいる」という内容の切なくも美しい曲です。

どのようなドラマとして描かれているのでしょうか。

それでは第1話の内容を見ていきましょう。

第1話で起きた主な事柄を2つに分けてご紹介いたします。

カナコと幸せ

永井カナコは幼いころ、母のさなえに王子様とお姫様が結ばれる幸せなお話を読んでもらっていました。

お話ではみんなが幸せになったはずなのに、さなえはいつもさみしげなようすで、カナコはそれが気になっていました。

さなえは10年ほど前に亡くなってしまいましたが、カナコは生前さなえにあることを言われ、それからずっと幸せとは何だろうと考えています。

仕事帰り、友人とレストランで食事をしていると、近くの席に座る介護犬を連れた人のことが気になっています。

以前にも、過去に交際していた男性(浜田信也)と食事中に、車いすに乗った人のことを見つめ続けて交際相手からたしなめられたことがありました。

カナコは、“あれ”を本当に必要な人を探していて、このような行動をとっているようです。

さなえは生前、病院のベッドでカナコに「あなたは本当の願いを1つだけ叶えることができる」と伝えます。

それが、カナコたち一族がもっている“あれ”の力だと。

さなえも1つだけ願いをかなえたことがあるそう。

どんな願い事をしたのか聞くカナコに、さなえは何を願ったかは答えず「あなたはどうか間違わないで」伝えます。

そして「誰かが幸せになるために使ってね」と。

カナコは「約束する」と答えるのでした。

カナコはずっと、誰かの幸せを願うために、幸せとはなにか考え続けているのですね。

衣笠親子

衣笠雄大は、病気の父・充流が退院することになり、病院まで迎えに行きます。

体が不自由になった充流を世話するため、雄大は仕事をしばらく休むことにしました。

病院から家に帰ってくると、充流は雄大に「最近どうだ?」とたずねます。

家についてから少し落ち着いたころ、「“あれ”をどう使うか決めたのか?」と聞く充流。

衣笠家にも“あれ”の力が伝わっているようです。

「何に使うかまだ決めていない」という雄大に対して、充流はすでに決めたそう。

充流の願いは、

世界の紛争を終わらせたい。武器をなくすため世界中のあらゆる軍事企業が倒産するというものでした。

しかし、「“あれ”の力は大規模な願いには使えないはずでは?」と雄大に指摘されます。

そうだったか?と充流はすっかり忘れていたようすです。

そもそも、充流が“あれ”について話をするのは久しぶりのことでした。

きっと体調を崩し、終わりを意識したからこそついに“あれ”を使おうとしているのだろうと雄大は感じています。

やはりこういった力には条件があるのですね!
自分の終わりを意識しているのに、自分の利益のためでなく世界平和を願えるのなんてすてきですね。

やさしい雰囲気の物語でした。

やさしさと切なさを感じさせる内容が、「春よ、来い」という曲にぴったりだと思いました。

第2週の『冬の終り』は現実世界でありそうなリアルな話でしたが、今回の『春よ、来い』はファンタジー要素のあるお話でしたね。

本当の願いを1つ叶えられるなんてすてきですよね!

しかし「本当の」というのがポイントなのでしょうか。

心の底から願うようなものでないと叶えられないのかな。

1話では、カナコと雄大のそれぞれの生活が描かれていましたね。

カナコは、母親が亡くなってからずっと幸せとは何か考えていて、雄大と充流は充流が体調を崩したのをきっかけに力を使うとこを意識し始めています。

今はまだ関わりのない2人ですが、今後出会ったりするのでしょうか。

相関図を見てみると、永井家衣笠家のほかに、力はもっていない谷川家も出てくるみたいですね。

今回の話は、登場人物が多いですが、どう関わっていくのか楽しみです。

それにしても、カナコの母親は何を願ったんでしょうね。

「あなたは間違わないで」と言っているので、自分が願ったことが誰かを不幸にしてしまったのでしょうか。

心苦しそうなようすが気になりました。

どんな結末になるのか気になりますが、第2週の『冬の終り』は少し消化不良に感じたので、このお話はそれぞれどんなことを願うのかまで描いてほしいと思います。

↓↓↓ユーミンストーリーズ『春よ、来い』第2話ネタバレ感想についてもこちらで詳しく紹介しています!

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ユーミンストーリーズ『春よ、来い』第1話のあらすじとネタバレ、感想をご紹介しました。

カナコと雄大がどんなことを願うのか気になりますね。

次回を楽しみに待ちたいと思います。

↓↓↓第2週ユーミンストーリーズ『冬の終り』第1話ネタバレ感想についてもこちらで詳しく紹介しています!

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