ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』の第9話が2024年9月1日に放送されました。
8話で神代健流が白骨遺体となってすでに亡くなっていることが分かりましたが、9話では、神代健流を殺害した犯人は誰だか明かされませんでした。
ただ、話の流れからは、灰川邸事件で生き残った子どもたちが怪しいような…?
この記事では、神代健流を殺害した犯人は生き残った子どもたちなのか。
また、沖島マヤや東優磨が狙われていたのはなぜなのか考察してみたいと思います。
【降り積もれ孤独な死よ】9話考察!神代健流を殺した犯人は生き残った子どもたち⁉
出典:日本テレビ「降り積もれ孤独な死よ」公式HPより
ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第9話では、神代健流が殺害されたのは灰川邸を出ていった時期と同じ19歳の頃で、骨には刺し傷のようなものが残っていたと明かされました。
灰川邸を出たあと誰かに殺害されたことになりますが、殺害したのは灰川邸事件で生き残った子どもである沖島マヤと東優磨なのではないかと思います。
沖島マヤと東優磨が犯人であると考える理由をご紹介いたします。
① 健流が出ていったあと警察が灰川邸に訪ねてきた。
川口悟の話によると、健流が灰川邸を出てしばらく経ったある日、警察が灰川邸にやって来たそうです。
悟は「健流が嫌がらせのために通報したのだろう」とのこと。
(しかし、実際は健流の弟が通報したのではないかと思います。後述しています。)
警察がやってきた後、灰川は子どもたちに対し「もうここに置いていくことはできない」「偽物の家族はここで終わりだ」と灰川邸での生活の終わりを宣言しました。
灰川が血のつながらない子ども達と過ごしている状況は、はたから見れば誘拐です。
そのため、警察に気づかれてしまっては子どもたちも元の生活に戻ることになってしまうので、警察に通報した可能性のある健流を放っておくことは危険だと殺害したのではないでしょうか。
灰川は子どもたちに対し、「みんなが消えたルールが一度でもお前を守ってくれたか?ルールは自分で決めろ」と言っていました。
そのため、マヤと優磨は自分達の居場所をを守るために、健流を殺害したのではないでしょうか。
② 健流がすでに死んでいることを知っていた。
生き残った子どもたちの中で、マヤと優磨が犯人だと考えているのは、この2人が健流がすでに死んでいることを知っているようすだったからです。
健流は行方不明となっており、警察もどこにいるのか白骨遺体が発見されるまでわかっていませんでした。
しかし、沖島マヤと東優磨には健流がすでに死んでいると知っていたような描写がありました。
沖島マヤ:記者の森に「他の生き残った5人の誰でもいいから連絡先を教えてほしい」と言われたとき、マヤは「5人…」とつぶやいていました。
マヤが健流が死んでいることを知っていれば、生き残っている子どもは自分を除いて4人なので、自分の思っていた人数と違い「5人…」と口から出てしまったのではないかと思います。
東優磨:マヤが殺害された後、「リッカの花びらはあと3枚しか残っていない」と怯えていました。
花びらの枚数を生き残った子どもの人数と考えるなら、マヤが殺害された時点で生き残っているのは「優磨・花音・悟・行方不明の健流」のはずです。それならば4枚となるはずですが、3枚と言っているということは、優磨も健流がすでに死んでいることを知っていたのだと思います。
花音も知っているような描写がありましたが、花音は偶然知ってしまっただけで花音が殺害に関わっていたのではないと思います。
蓮水花音:冴木に「顔に傷のある男は神代健流ではないか」と聞かれたときに、何かを隠すような感じで言葉を選びながらゆっくりと話していました。そのため、花音は健流が死んでいることは知っていたと思いますが、それは花音が殺害に関わっていたのではなく偶然知ってしまったのではないかと思います。花音たちがまだ灰川邸で暮らしていると思われる時代のシーンで花音が灰川に何かを尋ねるシーンがありました(後述します)。それは、健流が殺されたというのを確認しているシーンだったのだと思います。
一方、悟は知らなかったのではないかと思います。
川口悟:灰川邸事件が起きたとき、悟は「犯人は神代健流ではないか」と言っていました。健流は灰川邸を出てすぐに殺害されているので、悟が知っていたならこの発言にはならないと思います。
ちなみに、悟の発言を聞いた優磨は「健流は自分から出ていいたのだから違う」と否定し、マヤは異常なほど震えているようすが描かれていました。
マヤが殺害された後、以上におびえる優磨に対し、悟は「なぜこんなことが起きたのかわからない」というような全く心当たりがないようすでした。
9話で悟は、病院で治療を受けている意識のない優磨に対し、「何してくれてんだよ!」と言っていましたが、「健流を殺害するなんて何してくれてんだよ!」という意味だったのではないかと思います。
③ 「家族の秘密」
花音が健流がすでに死んでいることを知っていることに関係しますが、灰川が花音に対して「家族の秘密」というのを話しています。
まだ、花音たちが灰川邸で暮らしていると思われる時期に、人気のない場所で花音が「お父さん」と何かを尋ねるように灰川に声をかけるシーンがありました。
灰川は花音に対し「何も言うな。これは家族の秘密だ」と話します。
この秘密が「マヤと優磨が健流を殺害した」ということなのではないかと思います。
また、花音は灰川の日記の一部を破りとっていますが、そのページに書かれていたのもこの「家族の秘密」の内容だったのだと思います。
日記には、健流の代わりに自分がカーネーションを贈っているということも書かれていたのかもしれませんね。
④ 健流の母親にカーネーションを贈っている。
健流が亡くなったあと、灰川は健流の代わりに健流の母親の誕生日に黄色いカーネーションを贈っています。
罪滅ぼしのような感じでしょうか?
灰川が亡くなったあとは、灰川の遺志を継いで花音が黄色いカーネーションを贈っていたようです。
2024年の誕生日にはマヤが赤いカーネーションを贈っていたようですが、急にマヤが贈ることになったのは花音がマヤに頼んだのかなと思います。
マヤが殺害される数日前に、花音はメモのようなものを渡しにマヤに会いに行っています。
このとき、マヤに健流の母親の住所かなにかを渡したのではないでしょうか。
もしくは、日記のページを見せて、灰川がカーネーションを贈っていたことを知らせていたのかもしれません。
【降り積もれ孤独な死よ】生き残った子どもたちが襲われたのは母親の復讐か?
出典:日本テレビ「降り積もれ孤独な死よ」公式HPより
ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』では、2017年のパートでは何者かに蓮水花音が階段から落とされ、2024年のパートになってからは、沖島マヤと東優磨が襲われています。
灰川邸事件の犯人は鈴木潤でしたが、花音を襲ったのは鈴木ではなく、さらに2024年には鈴木はすでに死亡しています。
では、花音たちを襲ったのは誰でしょうか。
花音たちを襲ったのは健流の母親ではないかと思います。
健流の母親は、健流を殺害した犯人に復讐しようとしているのではないでしょうか。
9話では、2024年にマヤが赤いカーネーションを贈ってしまい、いつもと違う色の花が届いたことで母親が異変を感じたのではないかという流れになっています。
しかし、健流の母親はもっと前から異変を感じ、健流が死んでいるかもしれないと思っていたのではないでしょうか。
2017年に花音が襲われているのも、カーネーションを贈ってきたのが花音だと知ったからだと思います。
2017年は、灰川が亡くなり、花音が初めて花を贈った年のはずです。
色は黄色で合っていますが、贈り方が灰川とは違ったりして母親は何か違和感を感じたのかもしれません。
そのため、母親は、2017年の時点では健流を殺害したのは花音だと考えており花音を襲いましたが、2024年になって他にも犯人がいると考えたのかもしれません。
白骨遺体が健流だと判明し、捜査も進んでいるので情報が調べやすくなったというのもあるかもしれませんね。
そのため、マヤと優磨が犯人だと知って襲ったのかもしれませんし、生き残った子どもたちが犯人だと思って順番に襲っていっているだけなのかもしれません。
顔に傷のある男はそれに気づいており、健流の母親のようすをうかがうために健流の母親の家の前にも言っていたのかもしれませんね。
【降り積もれ孤独な死よ】神代健流の弟は事件に関わっている?
神代健流には父親の違う弟がいますが、この弟は事件に関わっているのでしょうか。
健流が灰川邸を出た後に警察がやって来ますが、このとき通報をしたのは健流ではなく神代健流の弟ではないかと思います。
健流の母親の家には、2017年には健流の弟と母親が写った写真が飾られていましたが、2024年には健流と母親の写真にかわっていました。
健流を追い出してまで大事にしていた次男に対する態度としてはちょっと違和感を感じます。
また、母親は「次男からは連絡もなく、自分を大事にしてくれているのは健流だけ」だとも話しています。
何となく母親と次男の確執を感じませんか?
健流は灰川邸を出たあと、一度母親と弟の住む家へ戻り、ほんの少しの間のようですが一緒に住んでいました。
その時に、弟に黄色いカーネーションは変と言われ激高し、家を追い出されてしまいますが、弟に灰川邸のことを話したり、灰川邸に住んでいたことが弟に気づかれるような話をしたのではないかと思います。
そして、灰川邸のことを知った弟が、兄に対する嫌がらせなのか、正義感からなのかはわかりませんが、灰川邸のことを警察に通報したのではないでしょうか。
通報したのは健流の弟ですが、優磨たちは健流が通報したのだと思い勘違いで殺害されてしまったのではないかと思います。
そして、それに気づいた健流の母親は、次男のことを憎んでおり現在は疎遠なのかもしれません。
もしかしたら次男のことも殺害しているかも?
↓↓↓【降り積もれ孤独な死よ】最終話のネタバレ感想についてはこちらでご紹介しています!
まとめ
ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』の神代健流を殺害した犯人は誰か。また、生き残った子どもたちが襲われている理由はなぜか考察をしました。
神代健流を殺害した犯人はおそらく沖島マヤと東優磨だと思います。
そして、マヤや優磨が襲われているのは神代健流の母親の復讐ではないでしょうか。
次回が最終回のようですので、事件がすべて明らかになるのが楽しみですね。
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